観光地「菓子屋横丁」で火事、5人重軽傷 埼玉・川越市
21日正午ごろ、江戸時代の街並みが残る、埼玉・川越市の観光地の一角で火事があり、5人が負傷した。
黒煙が空を覆い、木造の建物からは、時折、激しい炎が巻き上がる。
21日正午ごろ、川越市の和菓子店から火が出て、木造2階建ての店舗兼住宅1棟が全焼し、周辺の5棟にも燃え移り、壁が焦げるなどしたが、21日夕方、鎮火した。
この火事で、駄菓子店を経営する男性(90)が、上半身やけどの重傷を負ったほか、近くの住民4人が、煙を吸うなどして軽傷を負った。
近くの住民は「10分くらいで、煙から火に変わって」、「そのうち全く見えないくらいに」、「火の回りも早かった」などと話した。
現場は、江戸時代の蔵造りの街並みが残る観光地の一角で、駄菓子店が20店舗余りが並ぶ「菓子屋横丁」として知られ、出火当時は、多くの観光客が訪れていたが、観光客にけが人はいないという。
火元の建物の店舗部分にあたる1階部分が、激しく燃えていて、警察は、調理器具から出火した可能性もあるとみて調べている。










