またまた小説ネタ。すみません。
まずは、『森に眠る魚』から。
同じ幼稚園に通う三人のママ友と、その近所住む二人のママ。
とても、いい関係だったが、小学校受験を機に、お互い疑心暗鬼になっていき・・・・。
多分、数年前に起きた「お受験幼児殺人事件」をモチーフにしてるんだけど、
内容は、全くオリジナル。
この小説では、受験を機に、関係がおかしくなっていくんだけど、
それ以外にも、読んでて似たような経験あるなぁって、思った。
ママ友って、学生の頃の友達とは、ちょっと違うのね。
常に、子供の存在が、あって。
そんな風に思ったらいけないんだろうけど、分かってるけど、
子供に対して言われる事って、自分を責められてるような・・・
それと、学生の頃には、気にしなかった収入の差とか、
どんな家に住んでるとか、ダンナの職業はなんだとか。
そんなことで、相手を判断したり。
あーーくだらないーーーー!!ヽ(`Д´)ノ
もう仲良く出来ないなら、離れてしまえばいいのだろうけど。
子供同士は、仲が良かったりすると、それも難しかったり・・・。
そんなジレンマ、思い出しちゃった。
みんなも経験あるのかなぁ?私だけかしら?
もう一冊は、健友くーさんから借りた『告白』
なんたら新人賞じゃなくて、「第29回小説推理新人賞」だそうな。
調べようとしたら、今朝の新聞に載ってた。
推理小説なんだけど、「犯人はお前だ!」みたいのじゃなくて。
もう犯罪は起きてて、犯人もわかってるんだけど、その事件に至るまでその後の心の内を紡ぐ話。
この小説を読んで一番思った事が、自分は母親として、大丈夫なんだろうか?
ってこと。
「告白」には、三人の母親が出てくるの。
中学校教師で、4歳の娘を教え子に殺される(しかし事故死扱いになる)被害者の母。
そして、加害者Aの母。
子供を溺愛する加害者Bの母。
この本を読んでたら、母親って、こーんなに子供に影響を及ぼすものなのだろうか?
自分は、ちゃんと母親として、子供に愛情を注げてるのだろうか?
大丈夫なんだろうか?
ちびうりは、私から愛情を感じてくれてるのだろうか?
と、ものすごい不安になっちゃった。
そして、もし、被害者の立場になった時、母親ってこんなに強くなるものなんだろうか?
この小説に出てくる父親たちは・・・・
男の人って、そんなに考え方、思い方が違うのだろうか?
そんな親として、考えさせられる一冊でした。
ミステリーなのにね(笑)
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