ねこは人生の先生だと思う

ねこは人生の先生だと思う

ねこを溺愛するどこにでもいる看護師が
ねこを自慢しつつたまに看護師小話とか
どうでもいいこととかを書く
そんなブログ

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今回も、ご覧いただきありがとうございます
なんか思ったよりも長くなってしまった。

今回は動く血管対策 ということで

ご高齢の方や動脈硬化が進んだ方、何度も針を刺されすぎてカチカチになった血管…
こんな血管しかない方もいらっしゃいますショックなうさぎ

それでもなんとかルートを取れと、言われるならば取らねば仕方ない!

ということで私なりの動く血管対策。

オススメの位置は
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ここ。

三叉路みたいになってるので動きにくいのでおすすめ
でも神経が近いのですごく痛がる人がいるので注意!


押さえ方
左右に引っ張る人もいますが私は上下に引っ張ります。
それもめちゃくちゃ笑
これでもかというくらい引っ張る。動きを封じる。

刺し方
腕との角度が小さいと血管に逃げられやすいのである程度の角度をつけるのがおすすめ。
そしてゆっくり行くより思い切ってザクッといきましょう。
針は怯えて24Gを選びがちですが22Gなど細い針は避けましょう。
細い針は針が血管に負けてしまうことも!

刺した後血管に逃げられた時
まずは一旦停止。焦らず深呼吸。
想定の範囲内です。
神経症状など患者さんに変化がなければそのまま続けましょう。(何度も痛い思いをさせてしまうので)
私がよくやるのは上にある通りめちゃくちゃ上下に引っ張って固定。
その上で血管に対してめちゃくちゃ角度をつけて刺す。
極端にいうと血管に対して針を垂直に刺す感じ。
角度がないとやっぱ血管に逃げられます。


つまりここで大事なのは焦らず思い切ることが大切!
もちろん患者さんの安全を第一に

あと
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ここの血管。結構太いいいやつが残ってたりするので一度見て見てください

ここまで見て見てそこまで大したコツはなかったですね。
ごめんなさいあんぐりうさぎ

ここまで見ていただいてありがとうございます!
何か質問があれば大歓迎です\(^^)/
ルート確保のコツpart3

目に見える血管に騙されない!気合いピスケ

新人さんにありがちなパターン
目に見える血管は位置はわかりやすいけど本当にそれがベストな血管でしょうか?

見えないところにこそいい血管があります

しっかりpart2に書いてあるいい血管を探してみましょう。

私は本気モードの時は前髪をピンで止め、全神経を左手の指先に集中。
そして目をそらしますサッ

目で見てるとどうしても見えるところに行ってしまいがちなので

次回は動く血管対策です

お付き合い頂きありがとうございますとびだすうさぎ2

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机の向こうから

てわけでルート確保のコツ本編。

まず大事なこと
ルートの成功確率はほとんど血管選びで決まる!
と言っても過言ではありません。

よく後輩から「ルート失敗しました。代わりにお願いできますか?大泣きうさぎ」って代打で行った時、腕を見て
なんでそこいった?!カナヘイびっくり
ってことがよくあります。笑

教科書とルールと見た目に騙されたんだろうな、と。

もちろんまずは大原則。
禁忌側の確認。
例えば…
・麻痺側の確認
→知覚異常などにより血管外漏出した時に気付きにくいなどトラブルの原因に
・乳がんリンパ節郭清後の患肢の確認
→リンパ節郭清後の患肢は循環動態が悪く創傷治癒遅延が起こったり、感染が起こりやすかったりします。
などなど
ルート、採血に関しては禁忌側があるのでしっかり確認しましょう!

その上で私が探す血管は
・太さがある
・ある程度の弾力がある
・まっすぐである
・ゴロゴロ動きにくい
・腕を動かした時に滴下に影響しにくい位置
・患者さんの日常生活に影響を与えない位置

くらいですかねー。

・太さ
太さがないと輸液の速度が限られるし、弱い血管が多いのですぐに漏れちゃう可能性があります。

・弾力
弾力がなさすぎるもろもろの血管は刺してもすぐに破れてしまうし、動脈硬化などでカチカチの血管は硬すぎて針が跳ね返されることも。それに動脈硬化がある人の血管は触れるとある程度の太さがあっても、実は内腔が狭かったりするので難しいです。

・まっすぐ
外套を進めないといけないので針の長さだけのまっすぐな血管の方が刺しやすいです

・ゴロゴロ動きにくい
言わずもがな。動くと針が刺さりにくい!こう言う血管にはビビって細い針で行かずにちょっと太めの針の方が血管に負けずにしっかり刺さることが多いです

・滴下に影響しにくい、日常生活に影響しにくい
ルートは確保すれば終わり。じゃなくて患者さんはそのまま生活します。なのでなる別体勢で滴下が変わったり、よく使う手背、腕を曲げると滴下が止まる正中などは避けます。出来れば私は利き腕も避けます。(でも利き腕の方がいい血管が多いです)

これらを考慮してまずは血管を見極めます。
この血管の選択がとっても大事なので、あらゆる患者さんの腕を触って、まずは血管の良し悪しを感じ取る指先の感覚を養いましょう気合いピスケ

書き出したら意外と考えてることあるんだな。私。
まだまだシリーズ化しそうです。ルート確保。

ここから先はまた次回!とびだすうさぎ2