NEWSの加藤君が書いている、小説を読みました
オルタネートは明るかったけど、加藤君の書く小説って結構暗い話が多いイメージ。
今回の作品は、どんな話なのか・・・
※ネタバレ有り
「Burn.-バーン-」 加藤シゲアキ
今は脚本家をやっているが、なぜか20年前の記憶を失くしている。
授賞式が終わり、妊娠中の妻が運転する車に乗って帰宅してる最中、事故にあってしまった。
妻は、なかなか目を覚まさなかった。
病院で入院している最中、懐かしい人にあった。
それは、小学生時代にあった、ドラッグクイーンのローズだった。
そこから、昔の記憶がだんだん蘇ってきた。
その頃、確か徳さんと言うホームレスと仲良くなり、居場所のなかった自分は暇さへあれば徳さんのところに行っていた。
徳さんとローズの会話は面白く、居心地が良かった。
子供の頃は、子役をやっていて学校にもあまり顔を出さず、友達もいなかった。
ある日、妻が目を覚ました。
お腹の子も、無事だと言う。
だが、自分が事故を起こしたせいと言うこともあって、母親としての自信をなくしてしまったようだ。
そして、仕事の方は脚本が行き詰まっていた。
公開日は決まってるのに、まだ何1つ書けていない。
そんな時、ある話がひらめいた。
公園に老人ホームの住処みたいなのがあるらしいが、うちは見たことがないなぁ
今はそういうの、なくなってるのかな
駅の通路途中とか階段とか、そういうところでなら見たことがある。
ホームレス仲間がいれば寂しくないが、1人でホームレスやるのって孤独だよね。
この徳さんと言う人は明るくてホームレスに誇りを持っていたけど、仲間がいるのも大きかったと思う。
そして、主人公がなぜ20年前の記憶がなくなっているのかが分からない。
そのことについては、書かれてなかった。
加藤君、たまに謎のまま話が終わる部分がある・・・
一緒にいて、楽しかったり居心地が良かったりする人がいるって良いよね
うちもなんやかんや、嫌なこともあったけど楽しいこともいっぱいあった子供時代だった気もする。