政府の話が出てきて、最初は退屈な話かなと思ったけど、個人的に好きな話でした
平行世界線的な話
うち、こう言うの好きなんだよね
最終的にどうなるのか分からなくて、ドキドキしました
※ネタバレ有り
「パラドックス13」 東野圭吾
3月13日の13時13分13秒に、何かが起きる・・・
それは、宇宙科学者が導き出したものだった。
何かしらのパラドックスが起きるが、何が起きるのか分からない。
なので、政府としても対処のしようがない。
ただし、この時間帯に人が死んではいけないことだけは確実。
詳しいことはふせ、警察などに注意を払った。
そんな時、中国マフィアを追っていた刑事がいた。
今逃せば、チャンスがなくなる・・・
と思っていた矢先に、13時～13時20分までは動くなと言う命令が出された。
上からの命令には従うしかない。
そんな時、所轄に務める弟が成果を上げようと単独で動き始めた。
そのせいでマフィアに殺されそうになった。
いや、殺されたかもしれない。
が、気が付くと周りに誰もいなかった。
弟の冬樹は、人がいなくなり車が交通事故を起こしたり家が燃えていたりする光景を見た。
自分以外に、人はいないのか
冬樹は、自分以外の人を探しに街中を歩き回った。
そして、何人かの人間を見付けることが出来た。
その中には、兄の誠也もいた。
東京は、火事が起きたり津波が来たり地震が来て道路が陥没したりと、大変な状況になっていた。
そして、食料の問題も出てくる。
日が立つに連れて、みんな精神も疲弊仕切っていた。
みんな助かることは出来るのか
そして、元の世界に戻る手段はあるのか・・・
うち、こう言う話好きなのよね
面白くて、次々とページを捲っちゃったよ
地震が来たり津波が来たり食料がどんどんなくなって行く問題って、絶望的よね・・・
これ、最後どうなるの
って思いながら、読んでいった
でも、自分以外に人がいると、安心するよね
せめて異常な自然災害がなければ少しはもっと楽に過ごせたんだろうけど、異常な自然災害のせいで事態は悪化して行く一方・・・
消えた人間達は、どこに行ったのか
これから先、こんな生活をしていて生きていけるのか
と、問題や不安は山積みよね
読んでいて、その世界に入り込んだ気分になったよ
すぐに絶望する人間なのに、絶望的な本にのめり込んでしまった
でも、老人とか赤ちゃんや子供がいると、なかなか全員生き延びるって言うのはこう言う状況の中だと難しいかもしれないわね・・・
途中で怪我したり、インフルエンザになったりするしね
