今日もまた、1人で映画を観よう
と思ったら、これもまさかの3時間w
午後のロードショーをいつも録画してるんだけど、いつも2時間程度なのよね
でも、この日録画したのがGW中だったから、特別長いのかもしれない・・・
でも、感動するらしいし、真剣に1人で感動を満喫するぞ
※ネタバレ有り
「グリーンブック」
イタリア系男性のトニーは、黒人差別主義者だった。
そんなトニーはガサツで無教養だが、口が上手い。
ある日仕事で暴力を振るって、仕事をクビになった。
新しい仕事を探していると、良い仕事があると言われ紹介してもらった。
医者の用心棒だと聞いていたが、面接に行ってみると黒人のピアニストのツアーの運転手や雑用係だった。
黒人の雑用係なんてゴメンだと断ったが、黒人のシャーリーはトニーを気に入り、電話で奥さんを説得させて仕事を採用することにした。
ツアーなので、2ヶ月は家に帰れない。
途中で仕事を辞めたら、給料は貰えないと言う契約だ。
ガサツなトニーは運転しながらもぐもぐ食べ物を食べまくる。
シャーリーに話しかけるが、シャーリーは真面目で物静か。
対象的な2人。
トニーはシャーリーにアドバイスをするが、シャーリーはトニーに注意する。
シャーリーのピアノは、感動的で凄かった。
白人の、皆シャーリーのピアノに感動して、拍手喝采だった。
だが、ピアニストとしてのシャーリーは受け入れるが、ピアノを引き終わった途端黒人扱い。
トイレは汚いところを案内されたり、ホテルでピアノの演奏をして欲しいが、ホテルのレストランは黒人禁止など、招待されてる側なのに差別を受けた。
シャーリーは、こんなことには慣れていた。
が、トニーは怒った。
シャーリーは、怒らなくても解決法はいくらでもあると行ったが、トニーは黙ってはいられなかった。
自分も黒人差別主義者だったが、周りがシャーリーを黒人として差別した扱いをするのが、気に食わなくなっていた。
ピアノのツアーもあと少しで終わりと言うところで、黒人を馬鹿にした警察官にトニーは暴力を振るってしまい、牢屋に閉じ込められた。
これでは、ツアーに出られない。
給料も、貰えない。
一体、どうするべきなのか・・・
1962年に、実際にあったお話だそうです
今も根強く黒人を差別している国があると思うけど、この時代は酷かったんだろうね。
泊まるホテルも、黒人専用だったり白人専用だったりとかあるくらいだから、きっとホテルのキレイさも違うんだろうね・・・
シャーリーは、違う場所で演奏すれば、ツアーの何倍ものお金を稼げた。
が、敢えてこの地方でツアーをした。
それは、なぜか・・・
黒人差別を少しでも緩和させるため、ピアニストである黒人の自分を受け入れるところを率先的に選んでいったのだ。
が、演奏は受け入れるが黒人は受け入れないと言うスタンス。
黒人を受け入れてもらうには、なかなか道は険しかった。
シャーリーは、真面目で誠実な人だった。
だが、孤独だった。
いくら頑張っても差別を受けても、支えてくれる人がいなかった。
トニーはガサツで転職も適当な感じにしようとしてたけど、妻や子供や、家族から凄く愛されていた。
なんで、こんな適当な男が、こんなに愛されるのだろう・・・
そして、なんでこんな真面目で誠実な人が、孤独なんだろう・・・
でも、真面目な人よりちょっと適当な人くらいの方が、人間味があって惹かれるのだろうか
うちは、真面目に生きてきたタイプなんだけどな
でも、そう言う対象的な2人だからこそ、最後は性格があったのかもしれないね
うちは真面目だが、ツレは適当。
でも、ツレの方が人生上手く行って楽しそうなのよね
何でも完璧にやらなくちゃって思うと窮屈だから、少しくらい適当な気持ちを持った方が良いのかもしれない。
でも、0か100かの人間に、適当と言う言動は難しい・・・
このお話は、白人とか黒人とかの差別問題もそうだけど、性格の面でも色々あるなと思った
トニーがシャーリーを庇うようになったのを観た時は、なんだか嬉しい気持ちになりました