接客検定がスタートした。
うちは最初にやる番だった。
最初にとっとと済ませた方が後から落ち着けるので、うち的にラッキーだった。
今までの何度も練習して来たから、いつも通りやれば大丈夫だ・・・
うちはお客さんと接するかのように、にこやかに話す。
因みに、この試験にはお客さん設定シートと言うのがあって、お客さん役の人はそのシートに書いてある回答通りに話してもらう予定になっている。
ハルキ「今お選びになった中で、一番気になってるものを1つお選び下さい」
お隣さん「そうですねぇ。毛穴かな」
いやいやお客さん設定シートにはハリ・たるみって
あと、画面用のシートにも、ハリ・たるみを選んる設定で、そこが青色になってるんですけど
しかし、めげずに進めていく・・・
ハルキ「化粧品は、何をご使用されてるんですか」
お隣さん「いつも色んな物を試してるんですよねぇ」
いやいやお客さん設定シートには、オルビオンって化粧水を使用してるって書いてあるよ
お願いだから、お客さん設定シート見て
そして、手で化粧水を試してもらい、次はお顔で試してもらうシーン。
ハルキ「よろしければ、お顔でもお試しいただければと思うのですが、私がやりますかそれともご自身でやりますか」
お隣さん「自分でやります」
いやいやお客さん設定シートには、お店の人にやってもらうって、書いてあるよ
実際には色んなお客さんいるだろうけど、今回は試験用の設定があるから、お願いだから設定通りにやって
うちは目配せと指で、お客さん設定シートをお隣さんに指差し、なんとか合図を送る。
お隣さんはのんびりと、こんなのあったのねと言った感じでお客さん設定シートを見る。
制限時間は30分以内だけど、いつも22分で終わって早いと言われてたのに、今回はこう言ったこともあり余裕で25分以上経過してしまった
試験官「あと5分です」
と言われて、慌てる自分がいるとは思わなかった
試験の方は、やはりピンやカールをして満足して、メイク落としを忘れそうになったが、早い段階で気付いたため一応忘れずに済んだ。
あと、使用済みコットンのゴミ入れを作るのを忘れていて、試験中だったけど落ち着いてティッシュでゴミ入れを作った。
狭い空間で隣同士が近いため、後ろの席の人の声が凄い耳に入って来て気になりすぎて仕方なかった
後ろの席の人の声を聞いてると、自分の説明は大丈夫かなと不安になった
人によってやり方とか教わり方が違うから、説明の仕方が違って当然と言えば当然なんだけどさ
そして、うちの試験は終了。
次は、お隣さんがやって、うちがお客さん役だ。
お隣さんは働いてるだけ慣れてる感じだったが、メイクを落とすはずの場面をとっくに過ぎていた。
仕草で教えるべきかと思ったが、人によって教わり方が違うかもしれないと思い、変に何かやるのはやめておいた。
ちょいちょい、ページを捲り慣れてない感じだった。
そして、試験が終了し、休憩をはさみその後講義を受けた後に合否発表だ。
お隣さんは後ろにいる仲間と席に座りながら喋っていたが、紙じゃなくて店にあるような機械でやると思ってたと話していた。
だからページを捲りなれてなかったのかと思った。
もしかすると接客検定についてあまり情報を教えてもらってなかったから、お客さん設定シートのことも知らなかったのかなと思った。
講義が始まったが、うちはそれよりも合否が気になる・・・
合否発表になった時、うちは手を組んで「受かりますようにぃ~」とやっていると
お隣さん「大丈夫ですよぉちゃんと出来てましたよ」
と言ってくれた。
慣れてるだけあって、気持ち的にも余裕があるのかもしれない。
うちは初めてのことなのでドキドキだが、そう言ってもらえると少し安心する
そして合否発表でうちが一番最初に呼ばれ、1人1人に合否を明かしここがどうだったか等1人1人に話すようだ。
試験管「たくさん練習しましたか」
ハルキ「はい・・・」
試験管「では、こちらがチェックシートです」
と言って、チェックシートを渡された。
チェックシートには『合格』のところに丸がされてある。
やった・・・
△だった場所は1ヵ所だけで、あとは全部○だ
良かったーーーーー
これも、林田さんがマンツーマンで教えてくれたり、他のスタッフさんが練習相手になってくれたおかげです・・・
と、心の中で皆様に感謝
お隣さんも、合格したみたい
そんなわけで、無事接客検定に合格しました
これで心置きなく、次なるエステ検定の勉強に、集中出来るぞー