うちは小さい頃から眠りが浅くて、夢を見ると結構な確率で夢の詳細を覚えていた。
最近もたまに夢を見るようになったのだが、怖い夢でも今のうちには刺激的に思えて、怖いけど続きを見ても良いかなってくらいに気持ちの余裕が生まれてる。
昔はリアルでもストレス抱えてるんだから、夢の中でくらい良い夢見させて欲しいと思ったものだw
ストレス溜まってる時とかさ、よく追いかけられたり殺されそうになる夢みない?w
逃げてる時って、なぜかスローモーションくらいなスピードで、ヤバイ!なんでこんなに走るの遅いの??殺されちゃう!!
とか、よくそんな夢見てたw
今回のブログは誰が興味あんねんの代表的な、昔見た夢のお話。
珍しく自分が主人公じゃなくて、自分は第三者目線でまるでテレビを見ているかのような他人の物語だった。
それはこんなお話。
(登場人物の名前まで覚えてないので、名前は適当)
美里と聡子と祐也は、いつも3人で帰っていた。
美里は最近、この3人で帰るのが少し憂鬱だった。
聡子と祐也がお互い惹かれ合ってるのを感じて、自分がこの中にいては邪魔なんじゃないかと居心地の悪さを感じていた。
だからと言って、今までずっと3人で帰ってたのに急に1人で帰ると言うのも、それはそれで気まずくなりそうだ。
T字路で、美里は聡子と祐也と別れる。
少しホッとする。
美里は、聡子と祐也が仲良さそうに2人で帰っていくのを見送って1人で帰る。
居心地悪いな・・・
そんな風に思いながら、長い階段前まで来た。
美里の家は、この長い石の階段の上にある。
いつもの様に登ろうとすると、階段の右辺りの空間から変な切れ目が出てきた。
美里「え・・・?」
その切れ目の中から、自分そっくりのドレスを着た女の子が出てきた。
王女様「やっと見付けた!私そっくりの女の子!こんなに顔が似てるんだもの!きっと心臓だって私に合うはずだわ!」
この子は何を言ってるんだろう?
心臓ってなんのこと・・・?
執事「王女様、顔が似てるからと言って、王女様の心臓に合うとは限りません」
王女様「こんなに顔が似てるのよ?心臓が合わないはずがないじゃない!合わなければ、また別のを探せば良い話よ!」
話を聞く限り、どうやらこの王女様は心臓移植が必要らしい。
その心臓をずっと異世界から探していたようだ。
そして、顔が似てるからと言う理由だけで、自分が選ばれた。
これは・・・逃げないと心臓が取られる・・・!
そんなことをされれば死んでしまう・・・!
逃げたいのに、足がすくんで動けない。
怖くて声を出そうにも出せない。
王女様「せっかく見付けたんだから、早く連れて帰りましょ!♪」
王女様は美里の腕を掴み、無理やり異次元空間の中に引きずり込んだ。
一方、その頃聡子と祐也は、祐也の部屋にいた。
2人は、サランラップのダンボールの芯で、お互い見つめ合うと言う謎の遊びをしていた。
しかし、2人にとってはお互い顔を近づけるために口実の遊びだった。
この雰囲気は・・・
お互い、このあとキスをする流れだろうと、ドキドキしていた。
サランラップの芯を置き、2人は顔を近付ける。
が、聡子はそこでふと嫌な予感がし、身を引いた。
祐也「え?どうしたの?」
聡子「何だか嫌な予感がする・・・美里が危ない気がする・・・!」
祐也「気がするって・・・おい!どこ行くんだ?!」
聡子は急な胸騒ぎに、祐也の部屋を飛び出して美里の家まで走って行った。
祐也もその後に続いた。
聡子達は石階段のところまで走ってやって来た。
そこには、まだ変な空間に切れ目が入っている。
聡子「美里はここにいるような気がする」
祐也「なんだこれ?って、おい!何してるんだよ!?」
聡子「美里を助けなきゃ!!」
そう言って、聡子は異次元の切れ目の空間に、体を滑り込ませた。
祐也は聡子1人に行かせるわけには行かず、祐也も後に着いて行った。
美里が目を覚ますと、そこは檻の中だった。
状況が把握出来ずにいると、自分が自分と顔の似た王女様に連れ去られたことを思い出した。
檻から外を覗いて見ると、下にはたくさんの貴族がいた。
どうやら自分は大きな会場の天井に吊るされているらしい。
王女様「皆さん!!私はついに心臓を手に入れました!!」
貴族達「おおーーーーーーーー!!!!!」
王女様「私は生きます!新しい心臓を手に入れ、命を延ばします!!今日はその前祝いです!!まずは余興にトランプでもしましょう!!」
王女様と貴族達の前に、空中でトランプのカードが浮いている。
王女様と貴族達のカードゲームが始まった。
この流れから行くと、このカードゲームが終わったら、自分の心臓が奪われてしまう。
早くここから脱出しなければ!!
とは思うものの、こんな高い場所に宙吊りにされていて、檻から出られたとしてもどう逃げれば良いのか分からない。
それに、下にはたくさんの人達がいるので、自分が檻から出られたとしても、すぐに誰かに発見されて捕らえられてしまうのだろう。
でも、このままここにいては死を待つばかりだ・・・!
美里は一生懸命檻から脱出出来る場所を探した。
どうにかして脱出出来ないだろうか・・・
檻の色んなところを触って確かめてみるが、脱出出来そうな場所はなかった。
その頃、聡子と祐也は異次元の切れ目から入り込み、赤い絨毯の敷いてある廊下へと出た。
祐也「なんだここ・・・」
聡子「とりあえず、行ってみましょ!!」
祐也「とりあえずって、どこに行くんだよ!」
2人は赤い長い廊下を駆け出した。
ちょいちょいツッコミどころがあるかもしれませんが、夢にしてはわりとまとまった話ではあるでしょ?w
この後、どうなったんだろうねw