臨床心理士 金子泰之の「行き当たりバッチリ」日記 -12ページ目

おはようございます!!



浦和高等学園の


金子です。


http://www.urazono.net)



今日は寒いですな・・・




体調管理には十分に気をつけましょう!!


さて


本日は


久しぶりに本の紹介をしたいと思います。




最近出合う本は、運が良いのか、


どれも興味深くものが多く、


ついまとめるのをサボってしまいがちで、


読書をすることばかりしていました・・・
 


 反省です。


私の読書は気になった分や参考になる分に

線を引いたり、そのページの端を折り曲げたりしながら読み進めていきます。


そして、読んだ後、再度、その箇所を読み返し、


PC打ちし保存していきます。


この作業までが私の読書なのです。



前置きが長くなりました・・・


今回は、最近出たばかりの新しい本です。



『セラピスト』 最相葉月 著 新潮社




書店の平積みされているところで出会い、


手にとってパラパラめくってみると、
とても興味深い内容でした。





まず、中井久夫先生という、

大御所の先生がいらっしゃいます。


その先生は「風景構成法」という


表現療法を作り出した精神科医です。


私は風景構成法とは、大学院時代に出会い、


ゼミでも研究し、修士論文の題材にもしました。


今でも、医療現場で、実施することもあり、


非常に興味深く、そして臨床に役立つ療法の一つと思っています。



その中井先生が、なんと被験者となり、



みずから筆記用具を持ち、


風景構成法をお描きになって、


それをご自身で振り返っていらっしゃる。


これは非常に珍しいことです。




私自身、学部生、院生時代に先輩の


被験者となって、知能検査や


ロールシャッハテストなどを受けたことがあります。


しかし、実際に臨床に出ると、


自らが被験者となることはほぼなく、


施行する側、分析する側になります。


(これが仕事ですからねべーっだ!



しかしながら、


私も自戒の念もこめてですが、


医療現場では、


ついつい、



人の心を分析するだけに陥ってしまい、


その後の治療や、

具体的な指針などが

欠けてしまうことになりかねない。


要するに、


「この人はこういう傾向があり、このような点に問題がありそうだ」


とか、


「このような点がこれまでの生活に大きな影響を与えてきたものと思われる」


といったことは書ける。


しかし、



その後の、


「だからこのような手立てや、工夫が有効と思われる」


といった部分をきちんと伝えていかなくては、



その検査をとった意味が


半減していると思っています。



だいぶ、話がそれました、


この中井先生とのやり取りはもちろんのこと、




他にも、臨床心理学の世界では


著名な先生方へのインタビューや、


また実際の精神科医療に入り込んだルポのような記述もあり、



あっというまに読んでしまいました。


(この最相葉月という方は他にショートショートで有名な星新一さんについての本も書いてあるようです。まだ私は読んでいませんが面白そうです)






最後に 最相葉月さん 



が述べられている印象的な部分をご紹介したいと思います。




P325
 人口10万人あたりの精神科医の人数は全国平均で、約10人。

都道府県別では、1位の沖縄県が約18人であるのに対し、東京は約14人で全国13位。


一番少ないのは埼玉県で、8人に満たない。


中略・・・
 



理由を問わないことが精神科診断の標準であることを知ったのはこの取材を始めてからである。



パソコンと大きなテーブルが医師と患者を隔てており、そもそも患者の話を聞こうというレイアウトになっていない。


もっと直接向き合って話を聞いてほしかったのに、

もしかしたら人生の分かれ目になるかもしれないと覚悟してやってきたのに。


肩を落として診察室を出ると、待合室にずらりと患者が並んでおり、



ああ、これもやむをえないことなのかと思い直す。


これだけの人が苦しんでいるのだから、


自分ひとりがわがままなどいえないと遠慮がちになって、通院を断念したこともあった。



薬を処方されればそれでいい。


医師も患者も一度切りの関係と割り切っている。


自分もいつしかそんな都合のいい患者の一人になっていたのかもしれない。
 


三分診療をすべて否定するわけではない。


患者によっては、長時間の面接をすることでかえって薬の処方がわからなくなる場合もあるという。


もっと話を聞いてもらいたいと思って


セラピストのもとを訪ねても、内面に深く入っていく

カウンセリングに抵抗を示し、中断してしまう人もいるだろう。


セラピストの熱意がかえって患者の症状を悪化させる可能性もあることは、


第7章でみた通りだ。


人は一人ひとり違う。


病も人もそれぞれである。
 


 ただ、確かに言えるのは、


患者を支えるのはセラピストの存在そのものであり、セラピストもまた、

患者の人生に自らを重ね合わせながら日々変化し続けるということだ。


セラピストが患者にかける言葉は、セラピスト自身に跳ね返る。


患者が必要なとき、有用な診療が行なわれているかどうか。


セラピストが力を尽くしているかどうか。


答えは、患者の顔に書かれている。


それはまぎれもない事実だ。
 


 中井久夫は、不眠に苦しむ外来患者を見送る際、こう声をかけたという。


 「今晩眠れなかったら明日おいで。眠れたらせっかくの眠りがもったいないから明後日でもよいけど」
 


 今日もまた、待合室に誰かが座っている。


うつむき加減で静かに呼吸している。


扉の向こうにいる人と治療契約を結べるのか、


それとも、一期一会に終わるのか。


人生の大きな岐路に立たされている。


どうか、


彼らの明日が今日より少しでもよくなるようにと、


祈らずにはいられない。






この引用の中でも、





「患者を支えるのはセラピストの存在そのものであり、セラピストもまた、患者の人生に自らを重ね合わせながら日々変化し続けるということだ。


セラピストが患者にかける言葉は、


セラピスト自身に跳ね返る。


患者が必要なとき、有用な診療が行なわれているかどうか。


セラピストが力を尽くしているかどうか。答えは、患者の顔に書かれている。」




本当にこの通りだと思います。





臨床の場面で、

多くの人が聞くことのない(出来ない、したくない?)話をたくさん聴くのが

私の職業です。


その点、正直、しんどいときもあります。


しかし、話をしてくださる方から、学び、感銘をうけることも少なくないです。


私自身、成長を感じるときもあります。


こんな興味深い仕事はないでしょう。


私は


臨床心理士という職業を誇りに思っています。



これからも、失敗やうまくいかないことも多々あるでしょうが、


今出会っている方々はもちろん、


これからも出会うであろう方々にとって少しでも役立てるような有用な支援ができるよう、


努めて生きます。



では、



今日も長い文章を読んでいただき、



ありがとうございます。



よし、今日も張り切っていきまーす!!!










おはようございます!!



浦和高等学園の


金子です。


http://www.urazono.net)


日中は温かいですが、


朝晩はまだ少し寒いですよね…



今朝の出来事です。



私は通勤で浦和駅電車を利用しているのですが、



浦和駅は改装され、とてもきれいになりましたアップ



しかし、


駅構内の人の行き来に少し


不便さを感じるのは私だけでしょうかね???


高崎線、


宇都宮線、


京浜東北線、


湘南新宿ライン、


が停まるので、



人の多さは致し方ないでしょうが・・・あせる



そこでの出来事なのですが、


私の3、4人くらい前に、



とてもいらだっている方がいらっしゃって・・・メラメラむっ




まったく、回りの人に道を譲らないのです・・・


私はこういう方を見ると、



ついつい、興味をもってしまう


悪癖があるのですが(笑)べーっだ!パー



その方の後ろを歩いて


改札を通ったのですが、


その方は、



改札を通る際に、


Suikaを



タッチする部分に


なんと、


バン!!!



とたたきつけて叫びDASH!



足早に


去って行きました・・・柔道




その方にしか



わからない



感情や思いがあるのでしょうが・・・



今朝はゆとりが


なかったのでしょうねぇ・・・



気持ちにゆとりをもって



今日も一日、



すごしたいと思います!!!




ではでは、



また~~~にひひ




おはようございます!!



浦和高等学園の


金子です。


http://www.urazono.net)


平成26年度、始まりましたね)^o^(


どうぞよろしくお願いします!!


この時期は、


心身ともに調子を崩しやすい時期です。


是非、無理のない程度の無理で、



休むのも仕事な時もあります。



一人で抱え込まず、


心の健康を


心がけましょう!!!


では、今年度も


張り切っていきたいと思います!!にひひ

























本日は、


10時から12時まで、


H26年度新入生への


SSTガイダンス!!!



新入生の不安や緊張を



しっかりニコニコ、ばっちり!!



少なくして、



笑顔ニコニコニコニコニコニコ


入学式桜


迎えられるよう、



張り切っていきたいと思います!!




ではべーっだ!パー






おはようございます!!



浦和高等学園の


金子です。


http://www.urazono.net)


まもなく、春がおとずれそうですね晴れ


さて、今日は


前回挙げた、加藤秀俊氏著の


「独学のすすめ」からの引用について。



P23

独学できっちりと学問のできない人間が、

やむをえず、

学校に行って教育を受けているのだ。

学校はいわば脱落者救済施設のようなもので、独学で立ってゆけるだけの強い精神をもっている人間は、

本当は学校に行かなくたって、ちゃんとやってゆけるものなのである。



P45
 私の考えるところによると、「教育」というものの基本的な目的と意味は、一人一人の人間が、人生に対する意欲を培うことにある。

意欲ある人生を送ることのできる人間、

そういう人間を作ることが教育の

使命なのである。


そして、今の日本の社会での教育の根本問題は、このような意欲づくりにあんまり貢献していないのみならず、むしろ、意欲を圧殺している、という点にあるのではないか、と思うのだ。



P51
 大事なのは、意欲ある人間を育てること

である。

何事かを成し遂げようという内面的な

燃焼炉を心の中にもった人間をつくることで

ある。


そういう人間は、今日の制度の中での

優等生になれないかもしれないが・・・

人間として、本当の優等生なのだ。


そういう「意味ある人間を作ろうという

「意欲」によって子どものことを考えている

教育ママがいるとするなら、

そういう教育ママに私は大賛成なのである。




★ここからは金子の私論である。



勉学だけであれば、

一人で出来る可能性はあるだろうが、


集団や異学年との交流において、体験し、

身につけることも多々あるものと思われる。



今回は、この加藤氏の著書の中で、


「意欲のある人間について」


というテーマが出てきた。


このことについて、


私なりに考えをまとめてみたので、


ここでご紹介したい。






今回、

この加藤秀俊氏がいう


「意欲ある人間」


を育てるためにはどうしたらよいか??



を私なりに考えた。


(もちろん、加藤氏の著書の中にもヒントはたくさんあり、それらを参考にさせていただいた)



そもそも、「意欲」とは、


「自らの意思で進んで物事に取り組んでいく

姿勢」といえよう。


「自らの意思」である。



私の場合で恐縮だが、


振り返ると、私は中学時代・高校時代と

バスケットボールに、

私なりに「意欲をもって」取り組んでいたと

思う。


決して強くはなく、バスケット部にしては、


練習日は少なく、勝つことは少なかったが


「意欲」はもっていたと思うメラメラ!!


(今回、勝ち負けや技術のうんぬんは割愛させていただく(笑)



朝練に早く行き過ぎて、


体育の先生にこっぴどく怒られたことが何度かあるくらいだガーン

(どのくらい、早いかというと、5時には体育館にはいた・・・私は警備員さんと仲がよくて、

体育館の施錠を開けてもらっていた・・・

が今考えると、先生が怒ったのも無理もない。安全上の問題であろう・・・)


バスケットボールをやる時に、


私は誰にも「バスケをしなさい」とは言われたことがなかった。


ここがポイントかと思う。




誰にも指示・強制されないこと



そして、



うまくいったときに、

ちょっと、周りの人間からほめられること




が大切かと思う。



そう思うと、


当時の顧問は名(迷??)顧問かもしれない・・・得意げ



大なり小なりの指導はされたが、

ほとんど



私たち生徒に

練習メニューや運営を任せてくださった・・・


過酷な練習や、しごきなどはほぼ皆無であった・・・



(今考えると、一風変わった、ひげもじゃの顧問の先生で、


とてつもなく、適当な感じでもあったが


(すいません・・・得意げ


また、


親からも、

「バスケットをしなさい」


とは一言も言われたことがないと思う。




要するに、




「意欲」とは他者からの指示では


育まれないのではなかろうか。



しかしながら、



子どものことが心配ゆえに、



転ばぬ先の杖を出しすぎてしまい、



「あーしなさい」



「こーしなさい」


と指示を出してしまう。



これも、親の愛情ゆえについつい、


言いたくなるのも致し方ない・・・あせる




しかしながら、


時に、


「見放し、見守り、待つこと」

が、


子どもの「意欲」を育むことになるのではないだろうか・・・



それは、幼少期からの親の関わりの積み重ねでもある。



しかしながら、

これまで、


子どもに関わりすぎて、
何でもかんでも親がやってしまった故に、



引きこもり状態に陥ったケースの場合は、


この「見放し、見守り、待つこと」は


不適切な場合が多い。



この際の引きこもり状態からの


回復にはいくつかの方法とプロセスがあるが、



また近いうちに紹介したいと思う。



今回


「意欲のある人間に育てるには・・・」


について、


私なりの考えを述べさせて頂いた。



しかし、実際の子育てや人との関わりで、


「意欲」を出すのはなかなか難しい。



実際に、


私の場合は


「ダイエット」への


「意欲」はなかなか出てこない・・・




どうしたものか・・・




結構な月日、



「見放し、見守り、待つこと」をしているのだが・・・(笑)