カイコを育てる上で、向き合う決断があると書きました。
カイコ(カイコガ)は、ガやチョウのお仲間。
卵→幼虫→(まゆ)サナギ→成虫
といった成長過程がありますが、
カイコは家畜。
美しい糸を取ることが目的なので、
まゆになった後、熱湯に入れたり、日光にあてて、
サナギの成長を止めて糸を取ります。
もちろん、まゆの中のサナギはこの時点で死んでしまいます。
ただ、まゆをそのまま放置すると、ガ(成虫)が羽化してきます。
雌雄がそろえば、交尾・産卵の営みも。
(その卵をふ化させて何世代も繋ぐことは推奨されないようですが。)
というわけで、カイコを育てるとき、
糸にする?
成虫まで育てる?
という選択が必ず訪れるのです。
それは、命の選択。
数年前、大学の授業で育てたときは、決められたゴール(糸)がありました。
でも今回は、私の決断がカイコの命のエンドロールを決めてしまう。
そう思うと、答えが出せない。それが私の明確な答えでした。
たかが、虫でしょ?と笑われるかもしれないですが、
これが決断できないんだなあ...。
カイコを育てるのは、一人じゃ、きっと挫けちゃう。
弱っちい自分と向き合っていたとき、私の頭に浮かんだのは、
この世界で最もパワフルで、無限の力を持つ…
そう、子どもたち!!
弱っちい24歳の私は、
子どもたちの力を借りよう!
そう決心しました。
そこから色々と作戦を立てるのですが、
その話は次回♪
ちなみに、衝動で注文して、お家に届いたカイコたちは、
3眠(全4回のうち、3回目の脱皮の前後)の状態で来ました。