ついに来ましたね、矢島慎也がレンタル先の岡山から復帰です!これを喜ばないサポーターはいないのではないのでしょうか。ただ本人がコメントしている通り、浦和で出場機会が得られるかどうかは非常に厳しい状況・・・。シーズン途中で岡山サポから「使わないなら返してくれぇ!」なんて声が飛んでこないように、是非是非頑張ってもらいたい!そんな矢島選手を考察していこうと思います。

 

まずウィキペディアをぱぱーっと読んでみると2012年と2013年、年齢にすると18歳あたり?(矢島選手は早生まれで計算が・・・)でリーグ戦にも出場していることに目が止まりますね。確かに試合に出ていた思い出もしっかりあります。それではなぜ出場できたのでしょうか?

 

2012年は2代目ペトロビッチことミシャが就任した年ですね!この年は槙野と阿部ちゃん、デスポトビッチが加入するなど補強が豪華でした。そのかいもあってか、ミシャ就任一年目にしてACL出場権を獲得!これは素晴らしい成績ではないでしょうか?(特に2011年のペッカーと比較すると・・・ううっ)

 

話を矢島選手に戻すために矢島選手の主戦場である(であった)2列目の選手に注目してみましょう。2列目には元気、柏木、達也、ポポ、マルシオリシャルデス、直輝などがいますね。1-2節目までサブにも入っていなかった矢島選手が何故か3節でスタメンに抜擢されています!一体何があったのでしょうか。正確な記憶がありませんが恐らく、ポポ、マルシオがあまり活躍せず、達也もイマイチ。元気はまだ気性が荒く、守備の部分もルールを守れないと言った状況だったように思います。もちろんそんな中でもルーキーの矢島選手がリーグ戦に出場するのは簡単ではありませんが、今に比べると当時は選手層は非常に薄かったと言えるでしょう。

 

さて、ここまでは過去を振り返ったので、続いて来シーズンの矢島選手について考えてみましょう。ズバリ私が予想する矢島選手の主戦場は・・・ボランチです!あまり岡山でのプレイを多くは見れていないのですが、非常にチームのリズムを作るのが上手い落ち着いた選手に成長していますね。2016年の浦和レッズは主に柏木と阿部ちゃんが2ボランチを形成していました。ご存知のとおり攻撃時には槙野と森脇が高い位置をとり、柏木、阿部ちゃん、遠藤が最終ラインでボールを回す、あるいは今年は槙野があまり上がらずに槙野、阿部ちゃん、遠藤が最終ラインを作り、柏木はやや前方といった形が多かったのではないでしょうか。何れにしろ、阿部ちゃんはあまり高い位置で相手を崩すよりも一番下でボールを動かすことが多かったように思います。これは役割分担といった面では非常に個々の能力が発揮できたシステムだと思いますが、相手チームは明らかに柏木の動きに警戒しており、うまくゲームが作れない時間は多かったのではないでしょうか。

 

多くの人はボランチでの役割であれば柏木の代わりに矢島を使う選択肢を想像するかと思いますが、私が提案するのは柏木、矢島の2ボランチです!そうすることにより失点は多少増えるにしてもどこからでも縦のパスが入る非常に相手にとって守るのが厳しいチームになるのではないでしょうか。

 

阿部ちゃんは35歳出迎えた2016シーズンであったにも関わらず、私の見解では2015年シーズンよりもパフォーマンスが上がっていました。2015年は試合終盤に疲れが見えるシーンもいくつかあったのに比べて2016年は本当に安定していました(私は阿部ちゃんがMVPを取ると思っています)。そんな選手をサブに追いやるのは本当に難しいことだと思いますが、矢島選手には是非積極的にチャレンジして行って欲しいと思います!

 

それでは今回はこの辺りで。We are reds!