自分の仕事上、クライアントが自身の判断で損をする場面をよく目にすることから、

餅は餅屋!大切なことには素人判断は避けています。

中学受験では、子どもたちの大切な時間を自分の素人判断で無駄にすることは絶対に避けたいので、学習内容について塾だけでは立ちゆかないのであれば、親が教えるのではなく餅屋に頼む方針でいます。

ところが、その餅屋を探すのがなかなかに難しかったという話です。

 

長男の時には、学校説明会で校門前で配っている家庭教師斡旋業者4社に電話をし、3社から5名の紹介を受けました。そして長男を振り回した挙げ句、継続するには至りませんでした。よく考えればわかることも、思い至らなかった自分を恥じています。

 

家庭教師を雇う決断をしたものの、しがないサラリーマン家庭であり、長男の後にも長女、次女の受験も控えている、なるべく安くすませたいという気持ちは抑えられませんでした。当時、社会人の家庭教師の1回にかかる費用は、体験した3社を平均すると、

1時間の授業料6000円×消費税×2時間+何かしらの経費+交通費=15,000円前後。それを月4回で60,000円、5回の月は75,000円、なかなかの出費ですが、これは社会人家庭教師を頼む最低価格。これで我が子の負担が減るのであればと期待が膨らんでいくわけです。

 

業者に依頼するにあたり、サピックスに詳しい家庭教師という条件をつけました。サピックスコースのある業者もありました。営業の方には「大丈夫です」「サピックスに詳しい実績ある家庭教師が見つかりました」など言われ、長男にも期待を持たせてしまいます。

 

3社5名の家庭教師の詳細を書くのは、避けます(書きたいけれど笑)。

私の誤算1 (誤算というよりは過ちではありますが)営業マンが優秀だった

当然のことですが、教育に携わっているとはいえ利益を追求する業者であり、営業マンの言うことは話半分、話2割くらいに聞くべきでした。こちらは最低価格で契約しようとしている単価の安い客でもありますし。

誤算2 1回に15,000円払っても家庭教師には6,000円

学生アルバイト感覚で時給を見てしまいがちで、時給3,000円を高いと思ってしまいますが、授業前後の移動時間には時給は払われない、社員ではないので授業が入らなかったりキャンセルの場合には無給という不安定さで、年金やら健康保険やらの社会保険料も自分で負担は厳しい。経験を積むと時給4,000円、5,000円と上がっていくそうなので、最低価格で契約の我が家に、サピックスに精通した家庭教師が派遣されるラッキーの確立は低いことに気づくべきでした。営業マンも家庭教師5名も、熱心な良い方々でしたので、悪くは書きたくない気持ちですが。

誤算3 中学受験は特殊

後に、学生の家庭教師について書くつもり(東大生の長男の友人ネタもあるので)でおり、そこでも熱弁してしまうかと思いますが、中学受験算数は中学・高校・大学受験の数学とは全く異なる。家庭教師自身の中学受験の経験は子どもの時のもの、中学・高校・大学受験で培ったノウハウは中学受験算数にはあまり役立たないので、中学生や高校生につける家庭教師とは別の視点で探さなければならなかったと反省しました。

我が家の結論 業者に依頼するのならば、それなりのランクを申し込む必要あり。

 

そうこうしているうちに、長男の成績は落ち着き、家庭教師なしでとなりました。長女については、スポーツと両立しながらの中学受験に伴走してくれる家庭教師を個人契約で探すことに。その話はまた後日。

 

 

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