”厳罰化される侮辱罪について” | asuaritoのブログ

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あすありと思ふ心の・・・



つづき。



拙速な審議会であると批判された法制審議会。


法務省の幹事が諮問した理由を説明した。

1、インターネット上において誹謗、中傷を内容とする

書き込みが少なからず見受けられる。

(具体的な説明なし)

2、容易に拡散され、削除が難しい。

3、匿名性ゆえに過激な内容の書き込みが増える。

(学校の校則にも似た内容)

インターネット上の誹謗、中傷は他人の名誉を侵害する程度が大きく

重大な社会問題。

(重大な社会問題は、子どもの貧困、低賃金、低年金である)


法学者の足立昌勝氏の記事。


ネット上の誹謗、中傷が社会問題化しているから

侮辱罪を重罰化するのだという。

提案された要綱で採り上げられたのは

法定刑の引き上げのみ。

そこに、インターネットに関係する記載は一言もない。



多くの人々が注目するのは

札幌での市民排除、名古屋他でもありました。

一審では市民の勝訴です。

今、控訴しています。


国民はバカばかりだから。

よく聞き、見る言葉ですが

そんなことはありません。


みなさんのブログを拝見していると

賢明な内容ばかりですよ。


改正案の条文は、すごく長いです。


1年以下の懲役若しくは禁錮

若しくは30万円以下の罰金

又は勾留  若しくは科料。


くどいです。

現行法の侮辱罪

勾留または科料。


①逮捕要件の緩和

  すぐ逮捕できる。

②勾留要件の緩和

  長く勾留できる。

③共犯の処罰

  処罰される。

④公訴時効

  「長期5年未満の懲役若しくは禁錮  又は罰金に当たる罪」

が適用され3年となる。

(現行法は1年)



なによりも、明らかになっている事にケジメつけなければ

スジが通らないでしょう。