洋服と靴を買い込んで、家に帰る途中、「スカルプケア(頭皮の状態コンサルティングと頭皮マッサージ)」をやってくれるというサロン(画像はこちら )に入った。


 OLに人気のネイルサロンと併設されている場所で、天井が高く、ソファが立派で、心地よい音楽が流れるホテルのラウンジのような場所。客層は僕以外はすべて女性で、年齢層は20代後半から30代といったところ。


 ネイルサロンが流行っていることは知識として知っていたが、これほど多くの女性がネイルやマッサージというサービスに消費しているとは驚きだった。


 受付で登録を済ませた後、更衣室で靴を脱ぎ、バスローブ姿になる。


 その後、案内された椅子に座りコンサルタントが頭皮チェックをして、アロマオイル、シャンプー、コンディショナーを選定、その後、ヒーリング音楽を聴きながら60分間のマッサージを受け、ラウンジで好きな飲み物を飲んで6000円という料金。雑誌もたくさん置いてあって、心地のよいソファにいつまでいても追加料金は取られない。


 僕は、床屋との比較を行ってみたが、気持ちのよさでは床屋が勝っているのに、なぜか、床屋よりも高い料金を高いと思わなかった。


 床屋は「髪を切りに行くという場所」という先入観があるので、髪を切ることに対する対価で高い安いを判断している為、付帯サービスである、マッサージや髭剃りはサービスとして認識していないのだと思う。

 昨今、カットだけで1000円という床屋が流行っていて、3000円以上かかる旧来型の床屋は閑古鳥である。


 ヒーリング、癒しという視点でサービスを見直せば、床屋という業態にも十分に再生できる余地があると思うので、がんばってほしいし、時間が許せば自らビジネスモデルを構築してみたい。