小脳 腫瘍摘出手術(脳芽腫)
非浸潤性乳管癌
片胸皮下全摘出、一次再建
ティッシュエキスパンダー埋め込み
スムースタイプ アラガン社
インプラント入れ替え
抗がん剤無 経過観察
20代前半 がんになるという事について
治療についての記録や、その時感じた事を綴ります。
自分の日記替わりに、また経験を通して誰かにとっての何かのきっかけになればと思います。
定期的に行うがんの検査
とりわけ造影剤の検査は毎回緊張する。
よくあるMRIといってもストレスの度合いが違う。
まず閉鎖空間
加えてうつ伏せ
顔を入れる空間はあるが、タオルも敷いていてかなりこもっていて酸素が薄い(気がする、気にしだすと気になって更に苦しい)
その中で手を挙げたまま完全静止の30分
ピーピーガーガー爆音が流れる
ヘッドホンは気休めだ。
クラシックとか流してる病院もある
BPMはもちろんあわない。
もはやEDMとか流しててくれ
試練すぎる
これに加えて
点滴がぶっ刺さっている。
今回は手首に上手く針が刺さらず💉
序盤の食塩水が皮膚の中で漏れてふくらんでしまっていた、ここで相手にプレッシャーを与えてはまた失敗してしまう可能性があるので
あ、大丈夫っすよー
という返事をしているが
内心は滝汗バクバク
造影剤という検査用の薬を
点滴で血管に入れることで
わるものを浮かび上がらせるという仕組みらしい
副作用の頻度は軽微なものを含めて約1~2%といわれているが、脳腫瘍や乳がん、HBOC含め数パーセントのガチャを引く側の人間なので
勿論恐怖とも隣り合わせだ。
厚生労働省のものを引用すると、こんな感じの同意書にサインするのが必須工程。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000057122.pdf
引用--
造影剤の副作用
・軽い副作用
【吐き気・動悸・頭痛・かゆみ・発疹など】特に治療を要しないことが多い。
・重い副作用
【呼吸困難・意識障害・血圧低下など】治療が必要で、後遺症が残る可能性があります。
※入院や手術が必要な場合があります
※極めてまれに死亡することもあります。
おいおいおいおい
怖い!!!!!!!!!!!
なんで生きるための検査が命がけやねんと!!
ツッコミたくもなりますが
そもそも自分のがんが再発してないか
不安な気持ちに加えて
毎回この数パーセントのガチャを引くまいと
強い意志で検査を受けねばなりません。
基本的に乳がん検診の初期段階で造影剤を使うことは無いので
(エコーとか、マンモグラフィとかだよね)
この点滴は定期検診でのあるあるでは無いのでそこだけは知っててください。
私の場合は集中戦です。
そんな検査の結果…
再発なしでした
これで当分(といっても半年〜1年)は安心
少し副作用があるのでまだ身体に支障はあるが日常生活は可能です。
診察では毎回大変だったよね、おつかれさまでしたと先生からもいってもらえます。
ちょっとした声かけ、助かるよ。
こーれ続けて欲しい。
助かってます。
(※ちなみにこの段階で繁忙期のユニバやディズニーより長い待ち時間が発生しています)
そんな診察で
毎回迫られる質問
①このまま辛い検査を続けるのか?
❷予防的にまだ健康な身体や卵巣を切除するのか?
どちらにしても再発リスクが高いため、
アンジェリーナ・ジョリーのように先に手術をして切り取っておくという選択もあるのですね。
私の場合はHBOC検査で陽性のため保険適応で手術が出来るみたいですが(詳しくは他記事参照)
いやお金とかじゃなくて
とてもじゃないけど
まだまだこれからの人生で、子供どころか自分の夢を追う途中で、健康な臓器や身体を切除するなんて、またリハビリ生活に戻るわけで、身体を切るってのはくり抜くってのは
ほぼ手を失ったような感覚になるわけで。
この痛みと喪失感は
全摘手術をした人にしか分からないです。
今自分の時間をとめるわけにはいきません。
次もあのハラハラとか
息苦しさのなか検査を受けるのは大変だけど、手術のことを考えたら続けられます。
元気にわだかまりなくステージに立てることも
当たり前じゃない毎日ですね。。
そんな今年のラストステージは
なんとニッポン放送のイベントに参加させていただきます!
目の不自由な方たちが安心して街を歩けるように「音の出る信号機」を設置するため、毎年12月24日の正午から25日の正午まで24時間生放送でお送りするチャリティプログラム
50回目のパーソナリティは出川哲朗さん
有楽町駅前屋外のステージで
クリスマスイヴの夜、ロマンチックなシチュエーションの中、19時から歌います
現地に来れない方もこのイベントをシェアしていただきたいですし、募金への参加は全国から可能ですので、是非関心を持っていただけると嬉しいです。