*供養の相

●仏事供養の事計(ばか)り考へてゐる人は、前額の上部、髪際に掛けて少し右面に寄れる辺に面相が現はれてゐる。

 

 濛々(もうもう)たる白氣が髪分け目から下り面相と一体になっている。釣り針をしてゐる。濛々=立ちこめる。

 之れは兼(かね)てより死者を氣にしてゐたのであつたが、今は供養を営み終わり意を安んじたると同時に、血色氣色は去って、僅(わずか)に殘像が殘ってゐる。

 

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 デイリースポーツ/神戸新聞社 2016年9月6日