こんにちは。稀夕です
通変星シリーズもいよいよ正官まできました
通変星だけの鑑定をしている
占い師のセンセイ(笑)は
正官を見ると、(命式中でも大運でも)
「来年、出世するわ〜」
だとか
「正官あるし結婚出来るよ〜おめでとう」
だとか
「正官は責任感と名誉の星ヤッタネ!」
だとか
正官があるだけで、
そのような鑑定結果を伝えます。
私、これ言われたことあるんですけど、
どんでもない一年でした。
先ほどの結果だけ聞くと、正官って
すごく「良い星」な気がしませんか。
私も四柱推命を勉強し始めたばかりの頃、
この通変星だけの鑑定を教わりました。
でも、
実際に同級生から会社の同僚から親戚まで徹底的に調べた結果
「なんか、違う・・当たってへん・・」
と気づいたことが
四柱推命を深く勉強したくなったキッカケです
そもそも、十干ごとに性質が違いますし、
生まれた季節も人によって違いますから、
通変星だけで鑑定なんて出来ません。
ちなみに正官の関係をまとめますと以下のようになります。
甲ー辛
乙ー庚
丙ー癸
丁ー壬
戊ー乙
己ー甲
庚ー丁
辛ー丙
壬ー己
癸ー戊
正財と同様に陰陽の関係になりますね
正財は陽干から見て干合する関係でしたが、
正官は、陰干から見て干合しているのがお分かりでしょうか。
乙ー庚 → 乙庚干合
丁ー壬 → 丁壬干合
己ー甲 → 甲己干合
辛ー丙 → 丙辛干合
癸ー戊 → 戊癸干合
これがどんな意味を示すのか。
はっきり言いますね。
そもそも陰干と陽干では力量が全然違いますから、
干合すると、陰干の方がつぶれます。
その作用の仕方は、
それぞれ十干ごとの性質と力量によっても異なります。
※上記の関係の中にまれに良い働きをするものが2つありますが、ある条件付きです。
時々、四柱推命を「統計学」と仰るセンセイがいますが、
統計学ではありません。
通変星や十二運だけのペラペラの統計結果なら見たことありますが、そんなもので鑑定出来れば楽ですね
正官が命式になくても出世する方はいますよ
正官があっても出世出来ない人もいます。
四柱推命の命式というのは、千差万別ですので、
どんな書物でも個々の象意解釈を書くことが出来ません。
命式中の星の力量を見極めて、大運の星がどのように影響してくるのか象意解釈を念頭に置きながら鑑定していくことが大切です。
最後までお読みくださりありがとうございました
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