こんにちは。稀夕です
今朝、チコちゃんに叱られるという番組で、
鉄が錆びるのはなぜ
と問いかけがありました。
ちなみに、「チコちゃんに叱られる」とは
5才のチコちゃんが問いかける素朴な疑問に答えられないでいると、チコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られる番組です。笑
四柱推命では鉄は庚です。
実は、四柱推命でも庚はサビやすい性質を持ちます。
同じ金の星でも辛は純金ですからサビません。
チコちゃんの、鉄が錆びるのはなぜ?の答えですが、
『鉄はサビたがっているから』
という衝撃的な回答でした。
解説をされたのは「サビの神様」と呼ばれる篠原 正先生です。
鉄は元々、鉄鉱石でサビがついているのが本来の姿です
鉄鉱石は人によって加工されてピカピカの鉄になり、人の役に立つようになるわけです。
だから、鉄がサビるのは、
本来の姿に戻りたがっているんですね。
四柱推命でも、庚日の身旺で丁の正官が通根した状態であれば、加工した状態になります。
イメージするなら、大きな鉄鉱石と小さな鉄鉱石の違いでしょうか。
大きな鉄鉱石は製鉄所で転炉と呼ばれる金属精錬専用の炉で処理することができます。鉄の性質は含まれる炭素の量で変わってくるそうです。
転炉内の温度は約1600–1800°Cにもなりますから、小さな小石ほどの鉄鉱石であれば、含まれる炭素も少なく、転炉で炙れば脆く、割れてしまいます。加工するには大きな鉄鉱石が必要ですよね。
例題
甲庚丁辛
申午酉卯
この方は身旺でしょうか。
身弱でしょうか。
この方は、酉月に生まれた身旺ですよね。
/
思い出してください。
四柱推命は中庸を喜ぶ学問でした。
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身旺は力を落とすこと、身弱は助けることが基本です。
力の落とし方ですが、なんでもかんでも落とせばいいというものではありません。
それぞれ、力の落とし方があります。
庚日の身旺の場合は、食神傷官で漏らすのではなく、丁の正官を使うことで、ピカピカの鉄になります。
上の命式の場合、月の柱に丁の正官があって、午に通根していますから、この正官の働きは非常に良く、人から愛される鉄の命式です。
さっきの転炉の話と同じです。
庚に食神傷官を使うと、どうなるか
鉄に水を持ってくるわけですから、サビますよね
だから丁で鍛錬するんですよね。
でも、最初のチコちゃんの話に戻るのですが、
庚はサビたがっているんでしたよね。笑
つまりサビさせてくれる相手(水)のことが好きです。
本音は、
/
サビたらあかんけど、サビたいんです。
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陰陽五行では金は水を生じる関係です。
鉄は冷えると表面に水を生じます。自分はサビても水を生み出します。
※日干だけで見た場合、相生するので相性がいいと言われています。
組織の中でも庚の上司は壬&癸の部下を可愛がる光景がよく見られます。
壬&癸の部下も頭脳をフル回転させて期待に応えようとしています。
安倍総理(庚)も稲田朋美 元防衛大臣(癸)をとても気にかけていましたよね
かつて、1980年代前半の漫才ブームを牽引した『紳助・竜介』の島田紳助さん(庚)は相方に、松本竜助さん(癸)を選びました。同期のさんまさん(癸)の紹介のようです。
竜助さんはコンビでありながらも、紳助さんのことを師匠と慕っていて、紳助さんの指示の通りに漫才が出来るまで何度も練習し、毎回本気で挑んでいたそうです。
相方が竜助さんだったから、紳助さんの漫才が完成したんですね。
※紳竜の研究で紳助さんが語っていました。
逆に、庚が部下で、上司が壬or癸であった場合、部下の言いなりになっているパターンもあります
ちなみに金水傷官は冬月の辛日の話であって、庚は金水傷官にはなりません。
それから辛は純金ゴールドですから錆びません。
頭脳明晰な金水傷官のお話はまたの機会に。
四柱推命の命式というのは、千差万別ですので、
どんな書物でも個々の象意解釈を書くことが出来ません。
命式中の星の力量を見極めて、大運の星がどのように影響してくるのか象意解釈を念頭に置きながら鑑定していくことが大切です。
最後までお読みくださりありがとうございました
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