ただそうは言っても、
お父さんとお姉ちゃんである彼女は、
これからも一緒に暮らすということで、
弟君も少し落ち着いたらしい。

「こういうの聞いていいかわかんないけど、出ていくのはどっちなんだ？(*'ω'*)ん?」

気になったので聞いてみると、

「あ、それは、うちらが残る形ですね。弟は学校が地元で、転校までさせるとかわいそうだしってことになって、それでお母さんが、話がまとまったら出ていくらしいです」

実の母のことだけれど、
彼女がその辺は淡々と話してくる。

その話し方や声のトーンを聞いていると、
彼女としては完全に母親から心が離れているのが分かった…

「大変だったな…そして、これからもまだ大変だな…」

私が言うと、

「確かにね…」

決意のように彼女が頷いた。

続きはまた後で～☆

father【その５３】