4彼としては、
子供に懐いてもらっているのはうれしいけれど、
もう渡した家族なので、
自分を求められても困る…
でも呼ばれるとうれしい…
という相反する気持ちを、
向こうが再婚してからも行ったり来たりしていたらしかった。


「だから前に、君が聞いた電話は、向こうに渡した子供によろしくな…って話を元奥さんにしてたんだよね」


彼が思いだして話してくる。


彼女としても、
そんな複雑な経緯があったとはしらなかったので、
それを聞かされると、
何も言えなくなるわけで…


『私だけを見て!』


その言葉が、
相手が大人の女性ではなくて、
実の…ではないにしても、
別れた子だとすると、
そこはなかなか言えないし勝てない話なのもわかる…



続きはまた後で~☆

つづく