彼としては、
そうなのだとしたら、
そのまま放置してもいい話なのだけど、
どうも元奥さんのことが気がかりで、
元奥さんに元彼の名前や知っている限りの情報を聞くと、
彼の方が元彼探しに動き出したらしかった。
「なんでそんなことするの?わかんないなら、それでいいじゃない?」
思わず彼女が言う。
「そうだね。見つかったところで、僕のメリットは1mmもないからね。でも、あの元彼を目で追う元奥さんの目は、本当に好きだったんだろうな…僕に見せたことがないものだなって思ってね。今の生活を壊したくなかったし、元彼とのことなんて考えたくもなかったけれど、この人はずっとそのことを考えて辛いんだろうなって思ったら、何かしてあげたいとおもったんだよね」
彼はどこまでもいい人らしい。
そして色々な手を使ったところ、
その元彼の今の居場所が見つかったらしいのだ。
その上、彼は単身で、
その元彼さんに突撃したらしい。
続きはまた後で~☆