彼くんからのメッセージ

今でも全部残してある

全部自業自得でしかない
彼に悪いところなんて1つも無い

ただ

私がバカだっただけ…

今でも時々思い出されて
彼くんへの申し訳なさでいっぱいになる

 

 

 

当時の私は大学1年生

田舎からスポーツ推薦で
都会近郊の大学にやってきた

高校までも大会や遠征で来てたけど
実際に「住む」ことになって浮かれていた

私の部は基本的に全寮制で
当然私も寮に入った

同室は私と同じように田舎から出てきた子
すぐに打ち解けて仲良くなった

 

 

大学は高校までとはレベルが段違い

 


当たり前だけど
全国から集まった上手い人ばかり

 

先輩なんて化け物揃いに思えて圧倒された

それでも
身体的アドバンテージがあった私は
過酷な練習にも歯をくいしばって耐えて

 

夏の大会前には
1年ながらBチームに入ることができた


「私でも通用するんだ」

 

とても嬉しかった

 

 

大会はAチームが出るので
当然ながら私の出番は無し

でもチームスタッフとして大会に帯同
Aチームの練習相手になったり
様々なサポートをこなした

懸命に自分の役割をこなしつつ応援
見事私の大学は地区予選を突破し
全国大会出場が決まった

歓喜する私たち

 

 

 

 

ここまでは良かったんだけどな…

 

 

 

 

全国大会出場のお祝いパーティー

そこには同じ大学の
他の部の男子もいっぱい参加していた

最初は普通のパーティーだったけど
お酒が進むにつれて
会場内の男女が入り混じり

 

なんだか合コンのような感じになっていった

実は私はそれまで部活一筋だったので
ほとんど男性に縁が無かった

 

だからそんな状況に戸惑って
Bチームの先輩たちの陰に隠れていた

 

 

やがてパーティーが終わり

 

やっと帰れるとホッとしてたら
そのまま先輩に2次会に連れていかれた

行先はカラオケ屋さん

 

既に店の前には
さっきの会場で見かけた男子たちがいた

 


え?これって…

 


戸惑う私だったけど
先輩に連れてこられて拒否なんてできない

 

男女合わせて20人近くいたから
一番大きい部屋に入りきらないので
何部屋も同時に借りて
適当に分かれてそれぞれの部屋に入った

どうやら大学でよく使うお店だったようで
店員さんも慣れた様子だったし
働いてる人も同じ大学の人だったりして
まるで貸し切りみたいな感じだった
 

 

私がオロオロしてたら先輩が

 

「は~い注目!
 期待の新人1年生ちゃんで~す!」

 

「おぉ~」とどよめく男子たち

 

そこから急に私の争奪戦みたいになった

 


突然のことで笑うことしかできない私

 


そんな私に男子たちが

 

「こっちの部屋においでよ」
「はい!次はこっちの部屋ね」
「こっちこっち!俺の横に座って!」

男子に免疫が無い私は
言われるがまま引っ張りまわされ

 

いつの間にかメチャクチャ飲まされてた

 

 

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