ゴールデンウィークも残り僅か。快晴、薫風が心地よい。
庭に出て、といっても専用庭の僅かなスペースだが白いつるバラの花殻を摘む。届かないところは脚立に載って。よく咲いてくれてありがとうと感謝の気持ち。道行く人も喜んで愛でてくれた。ついでに咲き始めた木バラをカメラに収める。
終えて、玄関側の共有地(=団地だから住棟間の庭は共有地となる)の伸び始めた雑草と未生木を刈り取る。ツンツンとツツジの花の間から突出している実小木の根元を探ってチョキン。
本来、その共有地部分は我が家の守備範囲ではないが、一人住まいのお婆ちゃんが亡くなられたばかり。ご遺族が日曜日毎に窓を開けて風を入れに来るが、担当共有地までは手が回らないからピンチヒッターを務める。
家族が「コーヒーを煎れました」と呼ぶので、刈り終えた雑草などを袋詰めにしたところで小休止。
ケーキに加えて 柏餅がついている。そうだ、今日は子どもの日でした。「わっ、こんなに食べたらダイエットが無駄になる」と思いつつ食欲の誘惑に負けてしまう。
コーヒーを飲み、家族ととりとめの無い話をする内に疲れがじんわりと広がってくる。
安楽椅子にすわって新聞に目を通している内にウトウト。午睡に身を任せるのも休日ならではの贅沢。
明日からは天気が崩れそうという予報を聞いて眠っては居られないと起き上がる。今度は、我が家を取り巻く共有地の芝張り。昨夏の日照りで一部枯れてしまっている。枯れた芝生とその周囲の雑草を取り除く。「雑草という植物はない?」の言葉の通り、雑草といえども白や黄色、はたまた赤や青紫の可憐な花を咲かせている。「花が散るまで待ってやるか」と思う傍らもう鍬を入れている。
整地し芝生の目土を敷き、芝生をきちんと並べて碁盤目のように敷き詰める。水を撒いてこれで仕上がり。後日の雨降りでしっかり根付いてくれるのを待つばかり。
未だ陽は高い。ウッドデッキの椅子に寝そべって缶ビールを片手に本日の庭仕事終了。
草花を相手にすると成果がはっきりと目に見える。熱心に世話をすれば必ず応えてくれる。
視界には紅白のハナミズキとツツジにバラ。「これで、どう?」いわぬばかりに笑いかけてくるようだ。