耐震計算偽造問題
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耐震計算偽造:マルコ静岡ビル解体へ 不動産管理会社、「補強」に問題点多く /静岡

「悪いヤツが作ったビルは、地面の下まで信用できないということです」。耐震偽装問題で、解体の方針を固めたマルコ静岡ビル(静岡市葵区御幸町、鉄筋鉄骨コンクリート造り12階建て)を所有する不動産管理会社の担当者は、方針決定までの経緯と今後の予定を語った。
 同社の原光明業務部長によると、同社は昨年11月の偽装発覚後、補強の方向で準備を進めてきたが、計画書を策定する際、耐震関連の専門家から、各種の検査だけでも少なくとも6カ月以上がかかる▽基礎的な耐震補強工事だけでも4億5000万円ほどの多額の費用がかかる▽補強後のビルは壁だらけになり、商業ビルとしての実用性が低くなる――などの意見を受けた。また仮に計画書が策定されたとしても、偽装発覚したビルの補強工事に名乗りを上げる企業があるかなどの問題点が浮上した。それらを総合的に判断し、解体方針を固めたという。ビジネスホテル「三交イン静岡」などテナント4社(いずれも営業休止中)には13~14日に意向を伝えた。
 原業務部長は「発覚後は耐震偽装関係の処理ばかりでつらい3カ月間だった」と話し、来月には工事に着手する予定。
 同日、連絡を受けた市建築指導課は「改修か解体かの判断はオーナーの裁量だが、いずれにせよ速やかに対処してほしい」と話した。同ビルは姉歯秀次・元1級建築士が構造設計し、昨年11月に耐震データ偽造が発覚。市による再計算では、耐震強度が最も弱い部分で基準の27・5%(1階)しかないことが判明した。

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