自分の人生、振り返ろうと、ブログを書き始めましたが、こういうのは、きっと一気にダー!!!っと書くほうがいいんでしょうね。


時間が空くと、なんだか辛くなってきてしまって・・・


ええ、まだ、辛いところには行き着いていないのですが・・・


これから、楽しい人性が待っていると信じて疑わなかった頃のことですからね。


戻れるものなら、この頃からやり直したいな~


いえいえ、もうちょっと前からかな・・・


高校に入学した頃・・・


あのころに戻りたいな~


あぁ・・・


でも、そうなると実家に戻らなければならなくなるな~


それはかなり辛いかも・・・


どうも私は実家が苦手で・・・


息が詰まりそうになっちゃうんですよね


今も、2時間と実家にとどまれない・・・


泊まり、なんてゾッとする・・・


そういうことやなんかも書いていきたいんだけど、なんだかかなり話が前後しそうです。


無事書き終わったら、読みやすく整理するつもりではいますが。


1日、パソコンの前にこもる時間があれば、ある程度までは書き進めそうなんですけどね・・・


まあ、気長にぼちぼちやります・・・



「大学を卒業したら結婚しよう」


テツロウにプロポーズされた・・・


17歳、もうすぐ18歳になろうとしていたときのことだった。


高校生の私に、26歳のテツロウからのプロポーズはまるでシンデレラか何かになったような魔法の言葉に聞こえた。


テツロウと一緒にいれば将来はバラ色の人生が約束されている・・・そう思ってしまった。


そして・・・テツロウの運転するバイクの後ろに乗り・・・


テツロウが向かう先に任せた・・・


重たく下がるカーテンの下をくぐり・・・


部屋の番号が書かれたボタンを押すテツロウ。


その後ろで、今から起こることにドキドキしている私。


そう・・・ココは町外れにあるラブホ。


こんなに突然、こういうことが起こるなんて・・・


自分の急展開に、戸惑いながら・・・


ただ・・・あることが、頭にひっかかっていた。


どうしよう・・・


テツロウにいえば、嫌われてしまうだろうか??


黙っていて、バレたら?


でも・・・


17歳の私にはどうしてよいのかわからなかった。

高校卒業したら、劇団活動ができる!


私は女優になれるんだ!


その約束で、大学進学を決めた。


だが・・・


特に行きたい大学があるわけでもなく、勉強したい学部に行くわけでも無い私にとっては受験勉強はかなりそっちのけ・・・


なかなかエンジンがかからない。


それよりも、付き合い始めたばかりのテツロウのことで頭が一杯だった。


大人のテツロウ。


バイクで一時間半かけて会いにきてくれる。


毎日の電話。


毎日電話をするために、リビングにおいてある電話機の線を二階の自分の部屋に引っ張れるように長くした。


夜中は毎日電話で話す。


なかなか会えない淋しさを紛らわしていた。


劇団の裏方の仕事をしていたテツロウから劇団の活動状況は逐一聞いていた。


同期の子が舞台に立った話を聞くと正直あせりもあったけれど、この一年さえ我慢すれば、私は女優になれる、

テツロウが支えてくれる、その気持ちで我慢ができた。


そして・・・


高校二年生の春休みが終わり、明日から高校三年生になるという日。


しばらくは、昼間は私は学校だから、早々頻繁に会えなくなる・・・というので、テツロウが一時間半かけてバイクで会いに来てくれた。


家の近所で会うわけには行かないので、バイクに二人乗りをして、さらに30分ほど走ったところがいつものデートの場所。


ちょっと山に入った、人気の無い公園。


何もなくても、テツロウと一緒だったら楽しかった。


そこで・・・


テツロウと初めてのKISS


ドキドキした。


誰かに見られなかったかとこっそりあたりを気にする・・・


もちろん、誰もいない公園。


そこでテツロウが


「大学を卒業したら、結婚しような」


17歳の女子高校生の私が舞い上がったのは言うまでもない。


自分が、大人になった気がした。


胸がドキドキして・・・口がカラカラに渇いて・・・


ただ・・・ただ・・・うなずくのが精一杯だった。


そして・・・テツロウがバイクに乗る


無言で渡されるヘルメット。


テツロウの後ろに乗り、テツロウにしがみつく。


これからどこに行こうというのか・・・


いくら高校生の私にも・・・


行く先の予想がついた・・・


そして・・・ある不安が私を襲う・・・