仕事納めあちらこちらのテナントビルも同じで、今日が仕事納めのようだった。うちもそうで机まわりを片付けて、デリバリーの寿司やオードブルをつまみながら雑談を交わしドアの鍵を閉めた。毎年の行事のように老舗の本屋に入った。僕はこの時間が好きだ。慌ただしさなんか忘れてしまって、読みたかった本を探す。『汝、星の如く』続編のタイトルが思い出せない。店員さんに聞いてみる。『星を編む』ですね。二冊を手にして駅に向かった。やっと日常から解放されたと。休みの間に読む本を大事にバッグに仕舞った。