National(現在のPanasonic)製の食器洗い乾燥機が故障して、DIYで修理した記録です。

 

使い始めてから7年ほどたったある日、どんなエラーか忘れたが、電源を入れるとエラーが表示されて使用不能になった。試行錯誤した結果、食洗機床部分のパネルを外し、コンセントを抜き再度つなぐと直った。やはり電気製品のONOFFは修理の基本だ。

 

10年目、排水不良エラーが頻繁に発生し、食洗機の床の部分から水が滲み出てくるようになった。

床部分のパネルを外すと、食洗機の下に水が溜まっている。

食洗機をスタートして下側を覗いていると、食洗機の後ろの方からぽたぽたと水が漏れている。

水が漏れてる箇所を調べるため、食洗機の扉の下にあるネジ2本で外れるステーを取り、本体を手前に引き出す。

ホース2本と電源コードが後ろに繋がっているので、引っ張りすぎないように手前に本体を引き出し、本体裏面を観察する。

本体を引き出したままスタートすると、うらの黄色いホースから水が漏れているのがわかった。

食器の乾燥で結構本体が熱を出すので、プラスチックのホースが劣化し、ひび割れた

のが原因だった。

 

 

東急ハンズに行って同じようなホースを探したが見つからないため、代替え品として熱にも比較的強いと説明のあるシリコン製ホースを選択。ちょっと柔らかいので、不安だったが、取り付けて試運転すると問題なく動いているので、引き出していた本体を元に戻し修理完了。

 

 

それから3年ほど経った13年目、またも排水エラーが頻繁に発生。前回同様に引き出して裏を調べるが、水漏れの形跡はなし。

壊すのを覚悟でポンプ本体を取り出して分解するとにした。

前回修理した排水ホースを外し、ポンプ上部の2本の大きなビスを取り、ポンプを引っ張るが振動防止のゴムがついているため、なかなか引っ張り出せない。

なんとか力づくで前に出すと、裏面に太いホースが2本繋がっているのがわかった。

その部分にアクセスするため、引き出しをいっぱいに開けて、裏側にあるネジ1本ではずせるようになっているパネルを外す。

太いホースはクリップで止まっているので、ホースを2本とも外し、再度ポンプを引き出す。ポンプ裏に電源コネクターとアースも繋がっていたので、それも外す。

ポンプを取り出し、下側のネジを10本ぐらいとると下側の蓋が開いた。

中をよく観察すると弁のようなところにある小さいスプリングに細い糸がまとわりついている。かなりしょぼいピンのようなスプリングなので、細い糸がからんだだけで動かなくなったと思われる。

糸を綺麗にとり、少しスプリングを引っ張って強化して慎重に元に戻す。

全てを元に戻し、コンセントを繋ぎ再始動すると無事に動き、エラーも出なくなり修理完了と思いきや、しばらく観察していると少し下から水が漏れている。

どうもポンプ裏の太いホースがクリップの位置が悪いらしく、ちゃんと繋がっていないようだ。

手探りで太いホースとクリップを下側から調整すると水漏れもなくなり、今度こそ無事修理完了。

今回の修理に5時間。。。はー疲れた。