小川糸さんのデビュー10周年
節目に綴られたエッセイ。
私が小川糸さんを知ったのは
「あつあつを召し上がれ」
という本だった。
最近では
「ライオンのおやつ」
という小説も読んだ。
この方の小説に共通してるのは
食べ物の描写がすばらしいのと、
主人公が物語を通じて
成長していく姿が見られることだと思う。
今回はエッセイということで
著者の素顔を知ることができた気がする。
なくしたものを嘆くのではなく、
今、手のひらに残っているものを、
大事にしていこう。
母との確執や
様々な国での体験。
ベルリンに2年半住んでいたことから
ドイツでの暮らしについても書かれていた。
・犬を飼うのに税金がかかる
・ツイッターはあまり広がっていない
これまで様々な人のエッセイを読んだけど
このエッセイはまた読み返したいと思うほど
お気に入りになりました。