幸せであるというのは、自分が幸せであると気づくこともなく、ちょっとした不平不満をもらしながらも、平凡な毎日を送れることなのかもしれない。
レモン島にあるホスピス。
その名も「ライオンの家」。
名前の由来はぜひ本を読んで
もらいたいところです。
毎週日曜日の午後3時、
ライオンの家では
思い出のおやつが振る舞われる。
おやつは、
入居者のリクエストが書かれた紙が
ランダムに選ばれ決められる。
縁あってひとつ屋根の下で暮らす人々の
人柄や過去を垣間見ることができる。
主人公、雫の思い出のおやつは
何だったのか?
最期をホスピスでどのように過ごしたのか。
生と死について考えさせられるのに
物語には穏やかさも感じられました。