夫婦の関係や、親子の関係について
悩むことがあるかもしれません。
そんな時にお勧めしたい本があります。
歯科医であり、セラピストでもある
井上裕之さんが著者の
「がんばり屋さんのための、心の整理術」という本です。
夫婦の絆を深めるために
という部分で書かれていたのが
これまでの選択も、今、起こっている状況も
すべては正しいのだと、まずは自分で自分を
認めてあげてください。
そして、自分にとっての理想の夫婦とは?
と考えてみることが大切だと言っています。
私自身、結婚生活を送る中で、
正直、この結婚は正しかったのか?と
悩むことがあります。
悩み出すと、全てがダメに思えてきて。
そうすると、言動がネガティブになり、
相手にもその雰囲気が伝わってしまうので
どんどん悪循環になっていきます。
著者は、この本の中で
「認める」という言葉を多く使っています。
考えてみると、いろいろな悩みは
物事を否定することで生まれるのではないかと思えてきます。
「認める」や「受け入れる」ということは
私自身が苦手としているものです。
人生に起こることは何事も、
まずは素直に受け止めること。
親子の関係について書かれていたのは、
「されたこと」を感謝
「されてないこと」を反面教師に。
この言葉はとても心に響きました。
私は親に、「もっとこうして欲しかった」
「どうして○○してくれなかったの?」
と思うことがあります。
そこで考えが終わってしまうと、
被害者意識を持ってしまうだけで
何も良いものが生み出されません。
そこから、そういう思いをさせないように
自分の子供にはこうしてあげよう
という切り替えができれば、いいんだなと。
例えば、自分が小学生の時に
母親はパートで働いていました。
子供心に、友達のお母さんみたいに
家でお菓子を作って帰りを待っていてほしい。
と思ったことがあります。
その一方で、働いている母親の姿を見るのは好きでした。
そんな私が大人になって、
今、在宅勤務をしています。
娘には、家にいる母親の姿も、働く母親の姿も、
両方を見せることができているなと思ったりします。
娘から見たら、母親にもっとこうしてほしい
という思いがあるかもしれませんが、
きっと完璧な母親はいないし、
子供が望むことを全て叶えることが親の務めだとも思いません。
できる範囲で、自分が子供の頃にしてほしかったことを
娘にはしてあげられるといいなと思います。
この本は、色鉛筆画のような優しいタッチのイラストとともに
とても素敵な言葉がたくさん書かれています。
落ち込んだとき、ちょっと元気が出ないときに読むと
とても元気になれるような本です。
井上裕之さんの他の本も読んでみたくなりました。