6月の洋書として Black Box Thinking をご紹介しています。
今回は第13章
The Beckham Effect
ベッカム効果
元イングランドの代表選手、ベッカム氏がどのように成功するプレイヤーとなったのか。
彼は6歳の時からボールを地面に着けずに蹴り上げる練習を毎日していました。
始めは5~6回
6か月後には200回
そのまた6か月後には2003回できるようになりました。
次にフリーキックの練習を始めました。
インタビューで彼が褒められたときにこのように述べています。
It took tons of misses before I got it right.
正しくできるようになるまでに、たくさんミスをした。
彼はイングランドのキャプテンをしていた時も、
居残りをしてフリーキックの練習をしていたことがよく知られています。
著名人や、成功している人を見たとき、その人達は特別な人たち。
自分とは違う、自分にはできないと思いがちです。
このような考え方はfixed mindsetと言われます。
しかし、実際は、
どんな人も多くの練習と失敗を重ね、成功へと努力を積み重ねています。
Many of us can't admit our mistakes even to ourselves ―
and often give up as soon as we hit difficulties.
私たちの多くは、自分自身にさえ間違いを認められない。
そして困難にぶつかると、すぐに諦めてしまうことがよくある。
困難なことは、諦める理由ではなく、学びのチャンスだと捉えられる。
この考え方はgrowth mindsetです。
次回は第14章で最終章です。