6月の洋書として Black Box Thinking をご紹介しています。
今回は第12章
The Second Victim
第2の犠牲者
第2の犠牲者が生まれる仕組みについて説明されています。
ロンドンで2007年、17か月の赤ちゃんが、両親の手によって殺されてしまった事件。
この事件のときに、ソーシャルワーカーに非難の矛先が向けられました。
きちんと仕事をしていないのではないか?と。
そして事件を担当していた職員や、その家族が脅されたりしました。
その結果、担当職員が家族と共に自殺したり、
ソーシャルワーカーの仕事を辞める人が増加したということです。
また、家族と引き離される子供が増え、
その需要を満たすために、質の低い里親が認められたりもしました。
次回は第13章
The Beckham Effect
ベッカム効果