5月の洋書2冊目として The Happiness Project をご紹介しています。
今回は第2章で2月の幸せプロジェクト
Marriage 結婚
章の始めからいきなり衝撃的な内容です。
Marital satisfaction drops substantially after the first child arrives.
結婚の満足度は、第一子が生まれてから、大きく下がる。
それまで夫婦としてうまくいっていたとしても、子供が生まれるというのは大きな変化です。
女性側としては、妊娠中から自分の体に変化があり、徐々に子供が産まれることへの準備ができている一方で、男性側は、妻の体の変化を見ているとしても、実際に子供が生まれるまで、今まで通りに生活していることがほとんどかもしれません。
そしていざ赤ちゃんが生まれて、家に帰ると、夜中に泣いて起こされ、二人とも睡眠不足になり、お互いに思いやりを持つことができなくなったり、自分ばかりが苦労していると思ってしまいがちです。女性は産後うつを経験する人もいます。
子供が生まれても、生まれる前でも、夫婦だけの生活でも、結婚生活には衝突や喧嘩がつきものです。ちょっとしたイライラが積もっていき、ある時感情が爆発するということもあるでしょう。著者が自身の結婚生活を振り返って自分の悪い点をこう述べています。
The worst of my bad habits was to focus on his faults
while taking his vitrues for granted.
私の悪い習慣で最悪なものは、
彼(夫)の良い点を当たり前と思い、欠点に集中することだった。
私も同じ点が自分の悪いところだと思いました。
夫婦になってしばらくすると、お互いの存在を当たり前だと思い、良い点よりも悪い点ばかりに目がいくようになってしまいます。無意識だとそうなってしまうものだと思うので、意識して良い点を見るように心がけるべきだなと感じます。
How a couple fights matter more than how much they fight.
Couples who fight right tacke only one difficult topic at a time.
どのぐらいの頻度カップルが喧嘩するかよりも、どのように喧嘩するかが大事。
正しい喧嘩をするカップルは、1度に難しい話題を1つだけする。
この2文は円満な結婚生活を送る上で非常に大切なことだと思います。
私たち夫婦も、これまでたくさんの喧嘩をしてきました。
喧嘩をしすぎて、もうへとへとに疲れたこともありました。
でも究極まで疲れる喧嘩を経験したおかげか、ある時から上手に喧嘩するようになりました。それがこの文章にもあるように、1つだけに絞って喧嘩することです。喧嘩の始めは些細なことでも、大きな喧嘩になるのは、昔のことから直接関係のないことまで、様々な話題を持ち出してきて、自分が正しい、相手がおかしいという口論をしてしまうからです。
夫婦喧嘩をしたとしても、これから結婚生活を続けていこうと思うなら、上手に喧嘩する方法を学ばないといけませんね。私たちもまだまだ未熟ですが、これはとても良い結婚生活のアドバイスです。
次回は第3章で3月の幸せプロジェクトをご紹介します。