5月の洋書として Willpower をご紹介しています。
今回はこの本のまとめです。
People with good self-control mainly use it not for rescue in emergencies
but rather to develop effective habits and solutions in school and at work.
自制心のある人は、緊急時の助けとしてそれを使うのではなく、
むしろ学校や職場で効果的な習慣や解決策のために使う。
これまで見てきたように、意志の力の供給量には限りがあります。
鍛えることができても無限にあるわけではありません。
そして、どんな活動でも、事柄でも区別なく同じ供給元から意志の力は使われます。
新しい1日の始まりには、質の良い睡眠と朝ごはんがあれば、また意志の力は満タン状態から始まります。1日の中でなるべく無駄なことに意志の力を使わず、重要なことに使うようにしたいものです。決断疲れをなるべくなくすために、朝のルーティンを決めて毎日同じ順番で物事を行なったり、献立は1週間まとめて作成しておいたりが良いでしょう。
A rested will is a stronger will.
休憩した意志は、もっと強い意志。
誘惑に負けないように必死で頑張っても、誘惑に負けてしまったら意志の力は少なくなります。
意志の力が弱くなっているというサインは、いつもよりイライラしていると感じる時です。それに気づいたら、甘いもので手っ取り早くグルコース摂取しようとする前に、ヘルシーな食べ物を食べて、(ナッツなど)30分ほど待ちます。そうすると、また脳に神経伝達物質が届いて、考えることができたり、通常時の適切な行動がとれるようになるでしょう。
そして何でも先延ばしにしてしまう人には、
Nothing Alternative 何も代替え案がない状態にする。
これを今やりたくないから先延ばしにして、楽しいことやしたいことを今する。
という考え方では、いつまでたっても、どんなことでも先延ばししてしまいます。
これで5月の洋書 Willpower の紹介が終わりです。
5月の洋書を4月の終わりから紹介し始めたので、できたらもう1冊5月に紹介するつもりです。