How you spend your time defines who you are.
どのように時間を使うかで、あなたがどんな人か決まる。
Oprahがベストセラー本、What I know for sure で書いていた言葉です。
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お金は平等に持っていないかもしれないけれど、時間は皆に平等に与えられている。
という表現も聞いたことがあります。
最近読んでいる本、 Ideas are your only currency でもこう書かれています。
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You can't change chronological time,
but you can alter the way you work with it.
実際の時間は変えられないけれど、
時間をどう扱うかは変えることができる。
私は昔から時間の使い方にとても興味がありました。「暇」だとか、「時間をつぶす」という言葉が嫌いで、時間は私にとってとても貴重なものでした。
そして今でもそれは変わらず、むしろもっと大切だと思っています。誕生日に欲しいものは?と聞かれたら、真っ先に思い付くのは、物ではなく「時間」というほどです。
1日24時間以上の時間を手に入れることはできなくても、その24時間をどう使うかによって、満足度や充実していると感じるかどうかは変わってきます。ただなんとくなく時間をつぶしていては、1日の終わりに満足することはないでしょう。1日仕事ばかりしたり、やらなければならないことだけをしたりしていては、それもまた満足できません。
結局のところ、やらなければならないことと、やりたいことのバランスを取りながら時間を使うことができると、私は1日の終わりに今日は良い1日だったなと満足することができています。そう思うためには、自分が好きなことは何なのかを知っていることは前提となります。
数年前、夫が中学校で英語を教えている時の話で聞いて驚いたことがあります。「好きなフルーツは何?」と聞かれて、答えられない生徒が多くいたことです。英語で答えるということに躊躇してしまったのかとも思いましたが、日本語で聞いても答えられなかったと聞きました。
私がその時思ったのは、自分の好みが分からない子が多くなっているのではないかということです。好きなフルーツが分からなければ、自分の好きなことも分からないだろうし、将来何をしたいかもわからないでしょう。そのまま大人になると、「誰かに楽しませてもらうこと」を期待し、ショッピングセンターに行って買い物することばかりに時間を使ったり、テレビや動画を見て受動的に過ごすことだけに喜びを感じてしまったりするのではないでしょうか。そしてますます、能動的に何かをすることをしなくなるのでしょう。
私は娘が成長していく上で、自分の好きなもの、好きなことが分かって、そういったものに時間を費やす、自分の好きなものが何かを人にも表現できるように、導いていきたいと思って行動しています。今、学校が休みで自宅にいる際に、学校の宿題や家で印刷したプリントなど勉強の時間と、自由な時間のメリハリをつけて時間を過ごさせています。
娘は自分が好きなことが分かっていて、たくさんしたいことがあるので、自由時間にのびのびと遊んでいます。学校がないから、友達と遊べないから暇だということはありません。工作をしたり、エレクトーンの練習をしたり、本を読んだり、一人でする好きなこと。ボードゲームやお菓子作りなど、親とする遊びも。
私が時間が大切だと思って過ごしてきたように、娘も時間の大切さを知って、時間を有効に使ってくれたらいいなと思っています。みなさんも、自宅で過ごすことが多い今の時間を利用して、ぜひ時間の使い方を見直してみてください。