2020年3月の洋書2冊目として
 
Made to Stick をご紹介しています。
今回は Stories ストーリー です。
 

Subwayの広告

 
多くのフランチャイズ会社がそうであるように、
subwayも広告キャンペーンは全国と、地域の2つのレベルで宣伝を行っています。
 
肥満だった男性がsubwayのサンドウィッチを食べて痩せた!という話をCMにしようとしますが、なかなかアイデアが受け入れてもらえません。仕方なく、地域での宣伝を開始し、CMを2000年1月に放送したところ、翌日からUSA TodayやABC、Fox Newsなどから電話が鳴りっぱなし。
 
全国でこのCMを放送することが決まります。それから数日後、セールスが18%伸び、2001年にはまた16%の伸びがありました。他のサンドウィッチチェーン店が、年に7%の伸びであることから考えてもすごいことでした。
 
We do not always have to create sticky ideas. 
Spottiing them is often easier and more useful. 
 
いつも定着するアイデアを生み出す必要はない。
それらを見つけることはたいていがもっと簡単で、もっと役に立つ。
 
ダイエットでも、化粧品の宣伝でも、実際に体験した人の物語が語られると説得力があります。
 
 
3つの基本プロット
 
ストーリーには基本的に3つのプロットがあり、これら3つでほとんどが網羅できると言います。
 
  • the challenge plot 挑戦のプロット
感銘を受けて行動を起こそうとする
 
  • the connection plot つながりのプロット
他人を助けたり、愛したりする
 
  • the creativity plot 創造性のプロット
長い間問題だったことを解決したり、革新的な方法で問題に取り組む
 
 
次回は最終章で、この本のまとめです。