2020年1月の洋書 として
12 Rules For Life
Jordan B. Peterson
をご紹介しています。
今日は10章です。
Be precise in your speech
正確に発話しなさい
自分の思いや意見を人に伝えるのは難しいことだとよく思います。なかなか伝わらないと、もどかしくて、時にイライラしてしまうこともあります。我が家のように英語と日本語の2言語で会話していると、伝わりにくいということはよくあります。
どうしたら伝わるか。
それは、まず自分の思いを正確に言葉で表現することが大切だと思います。
私が感じるのは、日本語を母語とする人同士で会話していると、なんとなくで通じることがあっても、夫に日本語で何か伝えようとするときには、正確に話すことが求められます。そうでないと伝わりにくかったり、説明が必要だったりします。
そして説明しているうちに、実は自分の選ぶ言葉が間違っていると気づくことがあります。
まさに私に必要なのが
Be precise in your speech.
夫婦関係を円満に保つ方法として、会話をすることが良いと言われます。この章の中でも、夫婦のどちらか片方が浮気した場合に、浮気はダメだというのは簡単ですが、その背景には様々な理由があるだろうという話が書かれています。その理由の1つが互いに努力をしていないからだと言われています。
No one finds a math so perfect that the need for
continued attention and work vanishes.
継続する注意と努力の必要性が消えるほど、
完璧に合う人は誰も見つけられない。
出会って好きになってデートして、結婚する。
その時が絶頂で下降していくのではなくて、夫婦関係を円満に保っていくためには互いの努力が必要です。日常生活に最低限必要な会話だけでなく、もっと深く互いを知ったり、高め合ったりできるように会話をしていくことが大切ですね。
明確に言うことで解決できるのに、言わない理由は何かという問いに、著者はこう答えています。
Because to specify the problem is to admit that it exists.
問題を明確に言うことは、それが存在すると認めることだから。
問題があるのに隠したり、見て見ぬふりをしていても問題はなくなりません。問題がある、変えてほしいことがあるなら、夫婦関係でも職場でも、明確に言って、会話をして、改善や解決していけたら良いですね。
次回は11章をご紹介します。