英国在住のマークス寿子さんが書いた本です。
英国と日本の比較をして、日本はこのままではどんどん壊れていく。
もっとこんなことを一人一人が考えていかなければならないと思う。
と言った意見がたくさん述べられています。
私もイギリス人夫との会話や日常生活の中で、英国と日本の比較をよくします。
どちらの国も良い面、悪い面があったりしますが、基本的に日本という国の現状やこれからについては、とても心配になる部分が多いです。
本の中に書かれていたことで、同じ意見だと思ったのは、特に保育所について。
日本でも女性が働くようになって、小さいうちから子供を保育所に預ける場合が多くなっています。
そのために、保育所をもっとたくさん作らないといけない。
保育所が足りないから少子化が問題になっていると言われます。
でも著者は、少子化対策として保育所を増やすことよりも、男性が本当の意味で育児に参加すること、社会や地域で子供を育てていける環境作りが大切だと言っています。
少しいつもとは違った視点で日本について、考えてみるきっかけになる本です。
この著者の他の本も読んでみたいと思いました。
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日本はなぜここまで壊れたのか
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