5月の洋書The brain that changes itself で、言語習得について書かれた部分がありました。
言語習得には、The critical period(臨界期)がある。
赤ちゃん~8歳の間の時期を超えて英語(英語に限らず第二言語)を学ぶと、母国語のように自然なアクセントで発音するのは難しくなる。
臨界期仮説と呼ばれていて、完全に認められている主張ではないようですが、私は賛成する主張です。
確かに、大人になってからの言語学習や言語習得は可能でも、発音は母国語話者や、子供の頃から英語に触れていたり学んでいたりした人のようにできない例が多いと思います。
他に本に書かれていたのは、
バイリンガルの子供の脳は、2つの言語の音が1つの大きなマップを共有している。
大人の可塑性と子供の可塑性の違いは、
The brain maps can be changed just by being exposed to the world because "the learning machinery is continuously on".
脳のマップは「学習機械が常にオンの状態にある」ので、世界にさらされることだけで変化します。
子供がスポンジのようにいろんなことを吸収するのは、学びの状態が常にオンだから。
これも納得いきます。
脳の仕組みや言語学習については、まだまだ解明されていない点も多いですが、私にとってとても興味深い話題で、これからも調べていきたいと思います。