1950年代のアメリカ。
大企業に勤めるフランクと、女優の夢をあきらめきれない妻のエイプリル。

2人は田舎町のレボリューショナリー ロードに家を買い、2人の子供と暮らしている。

意味のない仕事だと感じながらも家族のために働く夫を見ながら、妻は決意する。

「みんなでパリに移住しましょう。
今度はエイプリルが仕事をするからフランクはやりたいことを見つけたらいいわ。」

エイプリルは本当は自分が叶えられなかった夢をフランクには叶えてほしい。そんな思いだったのかもしれません。

まわりからは幸せで完璧に見える家庭でも本人たちが幸せに感じているとは限らない。

何が幸せか、優先順位や価値観をしっかり話し合うことの大切さを改めて感じました。

不動産屋の奥さんの息子で数学者だったジョンは精神病院に入院していて、変な人だと言われていますが、かなり的を得た発言をしています。なかなか考えさせられる重みのある言葉でした。