岡山県のノートルダム清心学園の理事長に36歳という若さで就任した渡辺和子さんが書いた本。残念ながら病気で亡くなられましたが、なんとも身に染みる言葉の数々で、読みながらこれほどまでに心に訴えかける本は久しぶりに読んだなぁと感じます。
タイトルだけ読むと、「置かれた場所」でしか咲けないのか、その場所に不満があっても我慢するってこと!?とちょっと批判的に見てしまいがちなのですが、そんな気持ちまでも柔らかくしてくれるような文章です。
まだ読み切っていませんが、これまでで心に残ったのは
「不機嫌は立派な環境破壊」
不機嫌になったり、怒ったり、嫌みを言ったり、そんな態度ではまわりを不快にさせてしまいます。自分の機嫌が悪いからとまわりまでも巻き込む必要はありません。私自身、とても考えさせられる言葉です。
「いのちは大切よりあなたが大切」
学生でも社会人でも自ら命を絶ってしまう人たちがいます。特に学生など若い人にどれだけ、「いのちは大切だよ」と何回も言うよりも、きっと「あなたが大切」と言う方が良いんだろうなと納得でした。
![]() |
置かれた場所で咲きなさい
Amazon |