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シャッター街

思い思いに交錯する言葉とリズム

――先に書いた、自らの理想とする男性像や恋愛像を原文の作品に投影して、悪く言えば、自分の都合のよい解釈の仕方で作品世界を再構築することこそ、「萌え」という概念の延長線上に存在する行為ではないだろうか。「萌え」の対象として様々な事象が氾濫している今の世の中で、和泉式部日記がその一つとしてカテゴライズされていても不思議ではないだろう。
結論として、和泉式部日記という文学作品は現代女性の「萌え」を投影するスクリーンとしての役割を果たし、そこに現代性を秘めているからこそ今もなお一つのエンターテイメントとして生き続けているのであると思った――              

     

明日提出するレポートから抜粋。
一体何書いてんだ。。。
友人に「これ、ほんとに出すの?」と聞かれました。出します。
やっぱり俺はアホなんだと思う。

タイトルは「和泉式部日記のエンターテイメント性について」。
内容があるようでまったくないよう。
はい、ダジャレ締め。

木曜提出の4000字レポートが終わらない。。
今日は、日本の詩歌(近代)のテストがあるのに、そっちの勉強はまったく手付かずになってしまった。
頭痛いし、部屋は寒いし、眠いし、腹減ったし、、、


ぬおーーーーーーーーーー!!!!!!



・・・息抜き終了。がんばろ。

センター試験みたいだね。

受験生がんばれ!

うちの大学も会場になるらしく、慌しく準備が行われていました。


この時期になると、みんな神社にお参りとか行って、

お賽銭とかあげて、お守り買って、彼女の分も買ったりして、

勢いあまって絵馬買って、

勢いあまって「必勝!」とか書いちゃったりしてるんだろーな。

いいねいいねそういうの。青春だね。


でもね、その勢いのまま最後まで勉強した奴が合格するんだぜ。

「よし、これで一安心♪」なんて油断して、友達とライブ行ったり旅行行ったりしちゃう奴は、もう一年辛い思いをすることになるんだぜ。俺みたいに。


俺も来週からテストだよ。

留年しないようにがんばろう。

最近、歌詞をまったく書かなくなりました。

なんでかなー。

飽きたのかな?

いや、たぶん書けなくなったのでしょう。


歌詞を書くのはとても難しいんですよ。

うた○っぷに入り浸ってた頃は毎日のように書いてたんだけどなぁ。

まあ、酷いもんでしたね。


うーん。

今、あの頃の作品を読み返す勇気はないな・・・・・・。

と思ったけどがんばって読み返しました。

その中から2点。

結構お気に入りです。

逃げ出したい気持ちは 籠の中に置いていこう
大空を羽ばたくには 邪魔なだけだから

君は笑顔で ただ頷いた
僕の恐怖は 少し和らいだ
そして二人は 飛び出した
鎖を断ち切って 風を捉えた

君と手を繋いで
お家に帰ろう
虹の橋を渡って
お家に帰ろう


ここから見える景色は 何もかもが美しく
僕らのいた鳥籠も 一粒の砂のよう

この海の向こう側には
僕らの夢見た風景が
広がっているんだろう
もしそれが幻想でも
君となら大丈夫
その時は二人 太陽でも目指そうか

君と手を繋いで
お家に帰ろう
虹の橋を渡って
お家に帰ろう

逃げ出したい気持ちは 籠の中に置いていこう
大空を羽ばたくには 邪魔なだけだから
郵便受けの隙間から 覗いたのは雪景色
明日には全て融けてしまえばいいのに

僕らの体感温度は 思ったより曖昧で
季節をうまく捉えられなくなっていた

郵便受けの隙間から 覗いている朝焼け
光を希望と置き換えられず「さあ眠ろう」

僕らの体内時計は 深夜1時で止まってる
タベル・ネルを伝えるためだけに鳩が啼く

角膜を突き破る イメージに気を許す
裸の王様は その辺に溢れてる
右手だけが唯一のコネクション
地球は廻ってる 僕らは閉じてゆく


僕らの体感温度は 思ったより曖昧で
温もりをうまく捉えられなくなっていた

網膜に焼き付ける イメージを焼き付ける
裸の王様が その辺で欠伸する
右手を離せば世界は閉じる
地球は廻ってる 僕らを酔わせていく

こんな時間までお勉強です。

大学生は試験前が辛いね。
試験がなかったらただのニートだけどね。


ところで、深夜に勉強してると急に創作意欲が湧いてくるのはなぜでしょう。

さっきも突然詩が書きたくなった。

普段からそうだといいのにな。

窓の底の暗がりがネジクレタ動脈に蓋をする C6H5NO2その向こう
ヘッドライトに群がり巡る巡る たましいは漏れ出し遠くしらない土地を走る
連結を跨いで交尾する男女 手摺には昨日みた映画の残影 縦に割れるチカテツ
カタカタと鳴っているのは優先座席のパーカッションアンサンブル
俯いているのは残業明けの悪意 あたまがわれそうだ C6H5NO2その向こう
中吊りの数列 吊革の揺れかたは記述不可能なテクスチャー ホームとチカテツの摩擦音
イヤホンから溢れるHey Jude~♪ たましいは漏れ出し遠くしらない土地を走る
携帯電話のひめい 子ども達のおえつ 最後に初老の肉体労働者が呟いた
それは悲しくも愚かな夢だ おまえはここからでていけない
ペラグラ患者はそこでとうとうチカテツのうたをきいた
俺にナイアシンをくれ チカテツのうたをきいた チカテツのうたをきいた
チカテツのうたをきいた あたまがわれそうだ

ナイアシンをください

みすたーてぃーのうそがかたまったよ
みすたーてぃーのうそがかたまったよ

たけしくんはぽりふぇのーるのうたごえをきいた
たろうちゃんはばっくすぺーすこゆびのほうそくでとっきょをとった
それぞれねんがじょうにあぶりだしでかいていたこと

みすたーてぃーのうそがかたまったよ
みすたーてぃーのうそがかたまったよ

たかしくんはかなりまえからすきますいっちとなかがよかった
たけしくん(やまだのほう)はみぎてのあくりょくがひゃくにじゅうある
それぞれがねんがじょうにぷりんとごっこでしたためたこと

みすたーてぃーのうそがかたまったよ
みすたーてぃーのうそがかたまったよ

とーますさんはふでぺんでていねいにねんがじょうをかいた
それはうそですね あけましておめでとう

それをみたたまきさんが
とーますさんあなたもちゅうだといってませんでしたっけといった

20時35分
その個人タクシーは池袋の喧騒を抜け
明治通りと早稲田通りの交差点付近で停車した

「空車」から「回送」へ
つまらない意思表示だと初老の男は笑った

夕立過ぎて湿度が増した空気を肺へと送り込む

雨の匂い
夏の匂いだ

遠雷は男の霞んだ意識の中にもあって
今や捉えきれない面影を浮かび立たせた

何度同じ夏を繰り返しただろう
毎年、毎年、この時間、この場所で

ラジオも消した
文庫本も閉じた
報われないであろうことは承知で
それがもはや自虐行為であることも承知で
心の嗚咽をを表情筋で誤魔化して
男は只々待ち続けた

不意に後部座席からノックの音が聞こえた
男は驚いて振り向いたが
立っていたのは派手な服装の女を連れた中年の酔っ払いだった

運転手さん、大塚まで頼むよ

時刻表示は21時01分だった
男は笑顔を作って頷いた
車内表示を「賃送」に切り替え
その個人タクシーは明治通りを池袋方面へと引き返していった