先週の金曜日になりますが、日経新聞と三菱商事、ナショナルジオグラフィックが主催のシンポジウムサンゴ礁保全と生物多様性に行ってまいりました。
会場は何と大手町の経団連ホールということで、普段まったく行きつけないオフィス街でした。
こんなビジネスビジネスした場所で、平日昼間から海の話があるなんて、なんかギャップを感じます。
でも会場に着いてみると、聴衆は割りと地味な格好をした人が多く、研究者か仕事関係の人が多いのでしょうかいかにもオチャラケたイバー然とした株式会社レイリー人は、見渡す限り僕くらいでした入口では同時通訳のレシーバーなんぞ受け取り、おうおうさすが国際シンポジウムと謳うだけのことはあるなーとすっかりうかれ気分に当日の議事は司会が勝恵子さんといきなり有名人で、やたら力が入っているなーという感じで、講演も東工大の本川達雄先生に始まり、静岡大学の鈴木カサレト両氏による沖縄瀬底島の研究の他、オーストラリア、セイシェルでの研究と、それぞれ3通りの報告があり、サンゴ死滅の原因と再生可能性について様々なアプローチで研究がされていることが判ります。
一般的には、サンゴは水温が上昇すると白化が始まると説明されますが、そこに至るまでにはいくつもの段階のプロセスがあり、そのどの段階で対策を打つかによって成果が色々あるというのです。
僕にとって驚きだったのは、こうした3拠唐ナの研究が、主に三菱商事の出資で行われているという刀B
もちろんこれは企業イメージ向上を曹チた宣伝という側面もあるのでしょうが、そもそも開発工業化を利益の源泉としてきた日本の総合商社が、ある意味その逆を行く環境保全の研究に力を入れているのは、一見矛盾に満ちているような気もします。
もちろんこうしたシンポジウムを聞くだけでそうした疑問に答えてもらえるわけではありませんが、対立する概念があってもそれぞれビジネスモデルに乗ると見れば貪欲に出資するという総合商社の懐の深さというかしたたかさや、環境保護というカテゴリーが今日ではビジネスツールとして重要になってきていることの表れとみることもできそうです。
ともすれば難解な学術的研究のあとは、さかなクンのお絵かき教室があり、会場はなごやかな雰囲気になって終了したのでした。
なかなか充実したシンポジウムでした。
議事録はこちらでupされています