僕の大好物は「タコ」です。 寿司屋では、必ず「生タコ」を頼むし、頼むつもりが、欠品だったりすりゃ、ヘソを曲げる。
聞いた話では、このタコってヤツは、意外と知能が高く「海の賢者」と呼ばれるらしい。
あの食感からは「賢者」とも「知恵者」とも、想起しない。
そりゃあ、あんなにたくさんの足を自在に操るには、複雑で高度な脳を備えて当然だが、我々は、あのグニャグニャした連中が「海の賢者」と呼ばれる程、賢いなんて意外に感じる。生き物は(我々以外）わりと賢いし、それを「意外」と感じるのは、我々の「思い上がり」だろう。そう感じる程、我々は、賢くない。森を焼き、大気を汚し、自滅の道を、ひた進んでいるのは、我々だけです。
彼らタコは、その知能から「海の賢者」と、呼ばれる一方で、欧米では、その見た目のグロさから、「デビルフィッシユ」とも言われるらしい。さて、環境に想いを馳せれば、彼らと、我々の、どちらがデビルだろう。