5番目の勅撰和歌集です!
収録歌の形式や表現技法等の自由度が高く
明朗ですっきりとした歌や
ダイナミックな歌など、
多岐に渡るジャンルが楽しめる和歌集です!
白河院や紀貫之が
代表歌人ですね
やっぱり1番人気(独断)は
これかな、と思うものを紹介します!
大江山 いく野の道の とほければ
まだふみもみず 天の橋立
目立った技法なんてない、
シンプルだけど
とってもしんみりする歌ですよね……
大江山
丹波との間にある山です!
いく野の道の
生野、という地名です。
大江山から生野への道が続いています。
とほければ
文法的な話をしますと、
とほけれ+ば(動詞已然形+ば)で、
「遠いので(〜ので)」の役になります!
文法とか考えると頭痛いですね笑
まだふみもみず
「ふみ」が掛詞で
「踏み」と「文」がかかっています!
天橋立へ踏み入れてもいなければ、
手紙さえこない、みたいな感じでしょうか?
天の橋立
日本三景の一つですね!
また行きたい!!
大江山から生野へ行く道が遠いので、
天橋立へ足を踏み入れてもいなければ、
母からの手紙もみておりません。
和泉式部の娘である小式部内侍が、
母を思って詠んだ歌とされています。
※収録の『十訓抄』の前後文脈より
まーた長くなってきましたね……
そろそろ終わります笑
金葉和歌集、
まずタイトルの漢字からして好きです