☆中央採血室☆


その名の通り、採血ばっかりしているところです。尿の検査がある患者さんは、ここで採尿コップをもらいます。

ここには、7人くらいの看護師さんがおられます。

1日何人くらい採血されているのでしょうか。先日は、10時に行って210番の番号をもらったので、7人で割ると、1人あたり30人という事になります。すいているときでそれくらいですから、多いときは、100人は超えているのではないでしょうか。

だから、ここにいる看護師さんは、採血のプロと言ってもいいでしょう(すみません、勝手に言ってしまいました)。


基本的には、血液検査が必要な患者さんは、中央採血室で採血します。ただし、小児科を受診する子どもは、小児科外来の処置室でも採血をしてもらえます。

小児科外来での採血は研修医が行います。研修医の中には、採血のうまい人もいるのですが、うまくない人、ものすごい下手な人もいます。当番制になっているので、当日外来に行くまでは誰がおられるのかわかりません。もう、どきどきです。

ということで、小児科での採血は当たりはずれがあるので、ゆかっちは、輸血の予定があって、ルート を入れなければならないときや中央採血室が混んでいるときは、スピッツ(採血した血液を入れる試験管の様な物)を受け取ってから小児科で、すいているときは中央で採血してもらうことにしていました。


中央採血室の中で、ピカイチの腕と優しさを持っておられるのは、やはり副看護師長Yさんです。中央採血室に行ったときにはとてもお世話になりました。


骨髄移植前は、病院に行くと、院内をうろうろするのが疲れるので、ゆかっちはほとんどの場合車椅子に乗っていました。

今日はちょっと元気やなというときは、車椅子には乗らないで自分の足で歩くのですが、そんなときに中央採血室に行くと、決まってYさんが、「顔色が悪いので、しんどいでしょう。おかあさん、車椅子に乗せてあげないと。」と言って、中央採血室にある車椅子を貸して下さるのです。その言い方は、母親を非難する様な感じは全くありません。そこがまた、すばらしい。

しんどいときはベッドで横になって採血する方が楽だからと、いつもベッドを使わせて下さいました。

私としてはどっちでもよいと思うのですが、ゆかっちは、やっぱり横になった方が楽と言っていましたね。


採血も大変上手で、一度他の看護師さんが失敗しそうになったのを、針を刺し直すことなく修正して下さって、無事1回で採血ができた事もありました。


また、Yさんに限ったことではないのですが、車椅子の患者さんは移動が大変だからと、車椅子の所まで採血に来て下さいます。


いろんな意味で、中央採血室には優しさが感じられ、私の好きな場所のひとつですね。


そうそう、子どもは、採血後、痛いのをがんばったごほうびをもらえます。それは、絵の描かれた絆創膏。たくさんのキャラクターがあるので、その中から1枚もらいます。おとなにとっては、「?」て感じかも知れませんが、結構嬉しいんですよね。


でばっち


また、その絵がうまい!!

アンパンマンにミッキーマウス、シナモン、機関車トーマス、キティちゃんなどなど。

絵心のある看護師さんが、時間のあるときに描いておられるそうです。

前々回の通院のときには、シナモンをいただきました。そのとき、たまごっちをリクエストしたら、今回は、でばっちを発見。リクエスト、聞いて下さったのですね。ありがたくちょうだいしました。