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すべての病院にデザインを

夕方。


病院へお見舞いに。



なんだろう。


無機質で

いろんな匂いはたくさんするのに

色のない世界。


とてもあたたかくない空気感で

すべてを直視できなかった。


情けないけど

ボク自身が正直滅入ってしまいそうで

そのすべてを受け止めることができず

早くその場から離れることしか

考えられなくなってしまった。


だから


大丈夫。

心配ないよ。


そう伝える自分の声がどんどん沈んでしまった。


その空気感のなかでは


生の力を感じられなかった。



映画にでてくるゾンビのように見えた。



目が本当に怖かった。



来院者やスタッフの方は

マスク姿の方が多くて

表情が隠れているせいでかその姿がまた

感情さえも見せない強力なバリアになって

すべてをはねのけている気がした。



こんなにも非礼なことを書いているのは

本当にそう見受けられてしまったことが

あまりの大きなショックだったから。



辛くて辛くて笑顔になんてなれない。

なれるはずがない。


そうやって

闘病している方がいらっしゃることはお察しします。


でも

辛くても辛くても

ほんの少し笑顔になれるためには?という話です。



御幣がなく伝わるとよいのですが。




病院が


患者さんにとって

まつわる家族や友人にとって


そして何より

そこで

必死に働かれている方々にとって


もう少しだけ

もう少しだけ


あたたかな空気感にデザインされていれば。


もっと笑顔や明るさ

ポジティブに生きる活力が

すべてのひとにみなぎるのではないのかな。


ボク自身

ありがたいことにも病院とは縁遠い関係で

この人生をいままで送ってこれた。


だから

こんな現状に直面したのが

遅かっただけなのかもしれない。



でも

知らな過ぎた世界を知ってしまった。

こんなにデザインのない世界だったなんて。



あたたかな気持ちで

働いていらっしゃる方々の

こころが折れることのないためにも


必死に病気とたたかっている方々の

気持ちに迷いが生じないためにも


色の持つエネルギーや

デザインの持つパワーを

その環境に少しだけでも加えて欲しい。



ボクがファッションをライフワークに選んだのは


ファッションの持つエネルギーやユニークさ

そして何より単純にハッピーな空気感を

ひとりでも多くの方に接していただきたいから。


それらが

どれだけひとを前向きにさせるものなのかを

すべての方に感じていただきたいから。


笑顔のひとが近くにいると

その笑顔がまた次の笑顔をうむもの。



だから

すべての病院にゆたかなデザインを。




そんな活動をされている方々が

いらっしゃると聞いたことがあります。


ボクが力になれることは

どんどんトライしたい。



そう思った。




うまれてくる環境も

旅立っていく環境も



一世一代の

ランウェイであって欲しいから。



本当に。




ではでは



こつかもとひろ