ロックなスーツ
RENOMA COLLECTION
2011 SPRING & SUMMER EXHIBITIONを
無事に開催することができました。
今回のコレクションテーマは『ロック』
70'sカルチャーの雰囲気をふんだんに盛り込んだラインナップ。
ヴィンテージリバティーの素材で仕立てた
グラーニーシェイプなジャケット。
メンズのジャケットの既成概念を覆す勢いの
シェイプがきいたバックスタイルの美しさ。
往年のロックスターが愛したようなイメージは
この時代に生きるNEW MANの美学そのもの。
オフィシャージャケットも
手が込んだつくりで、シルバーのテープが施してある。
通常ゴールドのディテールのものが多い中
装飾的なジャケットにもかかわらずシックな印象。
オリエンタルシルクで仕立てた
ラウンドでビックカラーのシャツのシルエットもまた
グラーニー。
ロックスタイルを具現化するにはずせない
ダブルのライダース。
従来のものと大きく異なるのはシルエット。
ラグランスリーブで機能面も考慮したやわらかでしなやかな着心地。
それもそのはず
スーツやジャケットスタイルのうえに
レイヤードしていただきたい。
そんな提案。
特にこの日本では『スーツ=ビジネス』
そんな図式が出来上がっているような。
スーツルックの可能性
そして男性が似合うスーツスタイルの方向性を
新しく開拓していく。
そんな勢いすら感じます。
そう。
モーリス・レノマは一代でその立ち位置を確固たるものにしたのは
既成の枠にとどまらない新しい時代を開拓してきたそのゆるぎない
パイオニアスピリットがあったから。
~でなければならない。
そんなクラシカルな概念を彼は常に覆す商品を
世に送り続けてきたわけだから。
たとえば
フォーマルの着崩し。
いまでこそ一般的な手法となった感がありますが
当時はどれだけセンセーショナルだったことか。
それにはじめて触れたものが
きっと浮かべたであろう驚愕の表情を想像するとなんだか可笑しい。
当時、メンズ服の仕立てを
女性に向けて発表し、またセンセーションをおこした
モーリスのイズムを継承すべく
ウィメンズルックを1体提案します。
ロング丈のジャケットは
むしろ流行に敏感な女性たちがもうすでに取り入れていますね。
そんな自由な概念で
時代とともに進化するRENOMA COLLECTIONの提案を
真っ先に前職時代の同期であるいっちー(市之瀬さん)が見に来てくれました。
彼は『時しらず』のディレクターを経て
新天地でまたセレクトショップ業態のディレクター職に就任。
常に『何かをしかけたい』『新しい価値を創造したい』
そんなパイオニアイズムの持ち主なわけですね。
ひさしぶりに会えて話ができて本当に良かった。
RENOMAのベースに脈々とながれる
サンジェルマンシェイプのダブルブレストスーツ。
構築的な肩、高い位置で絞られたウェスト
そしてすらっと縦に長いシルエット。
もちろんトラウザースはバギーシルエット。
これをダンガリーシャツで着崩したスタイルを愛したのが
セルジュ・ゲンズブール
写真家トニー・フランクが撮り続けた
彼の素顔に迫ることができる一冊の写真集。
そこからゲンズブール、そしてジェーン・バーキンの
それは
決してブレない芯の強い己の姿があってこそ
美しく魅せることができるものなんですね。
決して着られるのではなくて
洋服は自分の意志で着て
それにしても最強カップルだ。
『ロック』
決して交わらない、屈さない、孤高のストイックさ、オリジナリティ
そんなイメージもある言葉だけど
もしかしたら
表現するに相手あってこその
コミュニケートそのものを指す言葉なのかもしれません。
そもそもの言葉の由来はスラングですごい意味もあるみたいです。
だから
たまにはロックなスーツスタイルもいいですよね。
そもそも
ファッションは楽しくないと![]()
ではでは
こつかもとひろ













