インターネットでアニメを倍速視聴知る人が増えていらしい。
私にはそもそも倍速で見るという発想はなかったし、したいともおもわない。
Kという友人が私にはいるのだが、彼はスマホでゲームをしながらミニ画面にしてアニメを流し見しているらしい。
たまに会うと良くアニメの話をするのだが、見てない作品の話になると必ず次会うときまでには見てくる。私よりもおそらくは忙しく働いているだろうに、どこで時間を確保しているんだと気になっていたがそうゆうことだったのか。しかし納得より驚きが上回る。
なぜそこまでする必要があるのだろう?。さすがに情報量が増えるとすぎて内容を理解できなくなりそうだが、
Kは大丈夫だと言っていた。それはよかったが、自分にはできそうにない。
確かに時間がない人にとって倍速視聴はかなり魅力的だ。
一日に30分しか自由に使える時間がないとする。標準速度では一話しか見れないが、当然だが倍速にすれば2話見れる。配信サービスの場合CMはないし、OP・EDなどを自動でカットしてくれる機能もあるので、場合によっては3話近く見れるのではないか。そう考えてみるととても効率的な時間の使い方に見えてくる。
実際私もユーチューブなどでトーク系の動画を見るときなどは、倍速から1.5倍速くらいの速度感で見ている。それは完全に情報を得るために聞いているからで、問題なく聞き取れる速度の中でなるべく早い速度で聞いているほうが効率が良いからだ。
しかし、アニメやドラマは情報収集のために見るものだろうか。
笑いや感動・アッと驚かせれるような展開などなしかしら心を動かされる(少なくとも面白いと感じる)ことを期待して見ているはずだ。
倍速で見たところで面白さや感動が二倍になることはない、寧ろ半減させているような気すらする。
アニメやドラマといった映像作品は、音声だけでなく映像でも情報を伝えてくるものでどうしても倍速で見るとなかなか細かい伏線などに気づきずらいし、アクションシーンなどはただでさい動きが速いので倍速で見ると何が何だか分からなくなってしまう。むしろスローでみったて良いくらいだ。
もちろん驚異的な分析力や動体視力をお持ちだというならば問題はないだろうが、一般論として倍速視聴すると入ってくる情報量の内取りこぼしてしまう情報量は確実に増えているはずなのだ。特にスマホの小さい画面で見ているならば猶更。
最近の映像作品はどんどんクオリティが上がっていく一方で、やけにセリフが説明的だなと感じることがあったのだが、こうゆうニーズも考慮してわかりやすい作品を作っているのかもしれない。
別にそれを否定する気はない。一週間おきの放送だと前回の内容を忘れかけていることもあるので視聴者にとって非常に親切だし、絵で伝える情報よりも確実に作者の伝えたい情報が言葉として直接視聴者に伝わるのでわかりやすい。
ただセリフをストーリーや会話の流れにうまく組み込まないと登場人物がまるで視聴者に直接話しかけているような気がしていまいち世界観に没頭できない。「これは作りものですからね」って製作者に言われている気がする。そんなことはわかっている、わかっているのだがそれを作中で意識させてしまうと中々ストーリーに没入できなくなってしまう。
少し話題がそれた。
結局の所、倍速視聴したところで時間が増える訳ではないのだ。与えられた時間を充実させるには最大限作品を楽しむことが最も充実した30分になるのではないかと私は考えている。
かなり批判的な文章になってしまったが、私は別に倍速視聴を否定しているつもりはない。
前述のとおり最近の作品はかなり親切に作られているので最低限の情報は倍速で見ても理解できる。のであれば限られた時間内でとにかくたくさんの作品を見るというのも一つの楽しみだろう。
自分はあまり興味はないけれど、学校や職場で話題になっている作品が有り、周囲と話を合わせたいというのであればすごい有効な使い方になるだろう。
情報収集という観点から見れば、倍速視聴は非常に効率的なのは間違いない。
今のところする気は起きないけれどこれも楽しみ方の「多様性」の一つなのかもしれない。
書き終えてふとKのことを思い出す。俺に話し合わせるため倍速でアニメみてたんならごめんな・・・・。