なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか?
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■タイトル:イライラしたら豆を買いなさい 人生のトリセツ88のことば
■著者:林家木久扇
■発行:2020年5月20日
■発行所:株式会社 文藝春秋
■定価:本体800円+税
残したい箇所を抜粋します。
僕の場合、1時間目は落語、2時間目はラーメン、3時間目はチャンバラ映画、4時間目は俳句、5時間目は弟子作り。それぞれが自分のなかで大きな重きをなしているんですが、一番面白いなと思ったことに自然と時間を割いて、とことんのめり込んでいます。
僕はいまひとつ、心に決めていることがあって、それは自分の背丈だけ本を出して死ぬということ。
そういう決意をノートの裏に書き込みました。こういうのは口で言ってるだけじゃダメ。書くと人生がその方向に向かってまとまっていくんですよ、不思議なことに。
僕はどっちを選ぶか戸惑ったら「直感ではじめに言っちゃったほうがいい」と思っています。
普通の仕事に関しても、あまりのめり込みすぎない、やり過ぎないって大事なことだと思う。手札はもっとあるけど、出すのはここまでって余地を残しておいたほうが気が楽だし、次につながると思うんですよね。
動物は、危ないところから逃げるのにいちいち相談なんてしませんよ。体がヤバイなと察知したら、さっと身を引く。
あるいは、「これ食べたら本屋で好きな本買っていいよ」って。苦手なものも頑張って食べたら、本も1、2冊じゃなくてどっさり買ってあげたんです。そしたら子どもが驚いちゃってね。自分でどんどん美味しい魚を覚えていった。
「このくらいくれるだろうな」と相手が思ってる倍近くあげるんです。2000円出すところなら3000円、3000円のところなら5000円、僕は渡すようにしている。
たとえば認知症の人に介護する人や家族が日頃から手をふれて話しかけるだけで、心が安定して問題行動が減るんだそうです。
よく「終活」なんてこというけど、あんな馬鹿げたことはない。生きているいまが一番大事で、いま美味しかったり愉快だったり景色がよかったりする時間を楽しめばいいわけで、亡くなる準備なんかしてる時間はもったいないんですよ。
人間歳を取ると、イライラして怒りっぽくなりがちでしょう。そんなときにはね、豆を買いに行ったらいいってアドバイスしてるんです。
「親孝行という言葉がありますが、子どもに孝行することも大事なんですよ。だから子孝行もして下さい」ってお伝えしたんです。
■タイトル:表醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~ 1巻
■著者:藤森治見
■発行:2017年8月1日
■発行所:株式会社ぶんか社
■定価:本体620円+税
《太平洋戦争の終わりかけのころ。樺太で生まれ育った少女・市村ハナは、醜い容姿のため女学校で凄惨ないじめを受けていた。いじめのリーダー格は大会社の令嬢・高島津絢子。ソ連軍が空襲を開始し、樺太から北海道へ逃れる船に乗り込んだハナ一家だったが、いじめグループによって船から追い出されてしまう。
その結果、ハナの家族は死んだ。
ハナは天才整形外科医に依頼し、美しい顔を手に入れ、別人の菜穂子として同級生たちに近づき復讐を果たしていくのだった。》
市村ハナは容姿で昔いじめられていました。そのいじめている子達に復讐をする物語。
整形時に外科医に金額ではなく、顔を変えたい動機が重要だと言われ、復讐したいと話し、整形し一人ずつ復讐していきます。
復讐にも利子がついているのかと思いました。